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43919 DB Aüm 203 (Popfarbe) / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

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昨日のポップカラー客車Büm 234に続いて、今日も同じセット(43919)に同梱のポップカラーUIC-X客車を紹介したい。今回は1等区分室車のAüm 203である。最もポップカラーらしい色使いと個人的に感じているのがこのオレンジの1等車と1/2等車である。そもそも色々な色彩があるからポップカラーと呼ばれているのだが、このオレンジの車両は、ET420形S-Bahn車両や気動車などが、客車がタルキスカラーに代わってもV-Rotになる迄ポップカラーを貫いた車両もあるほどで、それだけ人気もある色使いなのではと思う。私もミュンヘンに住んでいた頃、ET420形で通勤したのだが、ブルーとオレンジのポップカラーがある中、オレンジの方を好んで乗ったおぼえがある。

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このモデルについても残念ながらDBマークは、今迄見た実車画像とは違う。通常DBでは、2種類のネガとポジのマークがある中で、地の色によってDBマークが決まると言われている。つまり、タルキスカラーなど暗い地色の場合は、このモデルのようなDBの文字が地色になり、逆に地色が明るい色の場合は、DBの文字は暗い色になる。よってポップカラー客車のDBマークは、規則に照らす限り今回のモデルとは逆であるのだが....。

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上の画像は「WAGEN」の同形車両である。やはりDBマークは、このモデルとは違う。

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さて、今回も少しばかり27cmの同形モデルと比較してみた。画像上のように車端部分のみを並べてみると2両の差はほとんど見えず、違いを探すのが難しいくらいであるのに対し、2両を連結させた画像下は、やはり27cmのUIC-X客車の窓配置にムリを感じてしまう。どうしても客室窓を偶数にしないとDBマークとの位置関係が合わなくなってしまうため、1両12枚の客室窓が10枚となるのが原因で、桟の幅も自ずと広くなり、実車の印象とはより薄れてしまう。一方282mm客車は12枚の客室窓を忠実に再現しているので違和感がない。

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最後に270mmと282mmの2両の客車を横にして置いたのが上の画像である。床下機器も全く異なり、細密なレタリングも合わせて新しい282mmモデルは極めて好感の持てるモデルとなっている。

[追記]
先程Büm234とDüm(荷物車)のDBマークが通常と反転している画像を確認した。
Buem: http://www.steamy.de/dsohifo/1974_0006_B.jpg
Duem: http://www.steamy.de/dsohifo/1974_0004.jpg

まだ、上記2種以外は画像の確認ができていないが、やはり例外はあるようである。当時のデザインセンターでの塗装指示とその管理が徹底していなかったことが原因であると思うが、メルクリンモデルの印刷が誤っているとは言えないことが判明したのは良かったことである。


参考サイト:Frage zum DB-Keks / Stummis Modellbahnforum
http://stummi.foren-city.de/topic,9033,-frage-zum-db-keks.html#80646

参考文献:Aüm 203 / "WAGEN" Das Archiv der deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Verlag GmbH München

[EDIT] 2020-04-19
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