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逝ってしまった? BR01 147 [Maerklin-Lok]

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2年前のドイツフェスティバルでは5日間フルで働いた画像の「BR01 147」(39010)であったが、今年は発煙出来なかったり、最後には走行すら叶わない状況に陥り、代走役の「BR01 1060」が活躍することになった。しかしながらこの01.10形モデルは、147号機に比べるとサウンドのボリューム(最大音量)が小さく少々役不足ということもあった。やはりスタートセットのモデル故か...。
それだけ147号機モデルが素晴らしいものと言えるのだが...。

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このモデル、私自身とても気に入ったモデルでタフで走りも悪くない。ただ、今回は何故かこのモデルは活躍できず、最後は動かなくなってしまったので、ようやく昨日メンテナンスを施してみた。すると今度は無事今迄通り走り始めたのだが、発煙はやはり出来なかった。

気になったので分解し発煙装置とのコンタクト部品を調べてみたところ、コンタクト部品の薄い銅板が折れそうになっている。つまり発煙装置に上手く通電できない状況にあるように思えて来た。さて、この部品は銅板パーツだけで存在することは確認できたが、基盤にカシめて止めてあるようなのでちょっと心配である。

自分で原因を確定する前に専門家に見てもらう方が良いかも知れない。一時的ではあるが、まだ走らなくなった原因もわからないし....。

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さて、以前このモデルをブログで紹介した時はPwMで詳細を記す予定であったが、PwMサイトを更新出来ない状況もあって、今回ここで147号機の実車について触れてみたい。
01形は、1925年に2気筒の制式機関車としてBorsigとAEGによって合計231両製造された機関車である。102号機からは、ブレーキの強化と動輪直径の大型化(2m)が行われ、最高速度はそれまでの120Km/hから130Km/hに引き上げられたのである。第2次大戦後、東西両ドイツ国鉄に引き継がれた。147号機は、ドイツ連邦鉄道(DB)で多くの姉妹機と共にヴィッテ式のデフに交換され、空気ポンプと水ポンプを車体中央寄りに移設された。それにより、機関士の前方視界が改善されている。
モデルには、BD Regensburg(レーゲンスブルグ連邦鉄道管理局)、Bw Hof(ホフ機関区)所属と記されている。おそらく、DB最後の所属地である有名なHofを中心にHof - Regensburg路線でF-Zugを初めとした優等列車を中心に活躍をしたことが伺えるのである。

ドイツのウエブサイトでこのHof駅の模様を画像でおさめたギャラリーがあるのでご紹介しておく。
東西ドイツの国境駅でもあり、01形の集まる要塞としても名高いHof駅と機関区である。当時に戻って訪れてみたかった機関区の一つである。

http://www.bundesbahnzeit.de/Galerien/Hof%20in%20Bayern%20ganz%20oben/galerie.htm

ちなみに、この147号機の機関車モデルに合わせてリリースされたF-Zug "Hans Sachs"客車セット(43939)は、Muenchen - Dortmund / Hagenなので、Hof機関区所属のBR01 147号機は牽引されていなかったと思われる。(今年の新製品のE10が該当モデル?)

参考サイト:Welche Loks zum F-Zug Märklin Hans Sachs 43929 / Stummis MoBa-Forum
http://stummi.foren-city.de/topic,9893,-welche-loks-zum-f-zug-maerklin-hans-sachs-43929.html

[EDIT] 2009-07-28 9:22
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コメント 5

KDB

今晩は、KDBです。
01-147が一時不調になったとか。私も気になります。私の01-147はまあ好調ですが、時々ガクガクすることがあるのです、これは線路と集電の影響かもしれませんが。メンテナンスで治ったそうですが、どのようなメンテナンスをされたのでしょうか?
以前、名古屋の掲示板にも書きましたが、この01-147の実物は1967年制作のDBの広報映画に登場した有名な機関車なのです。配属はご存じのHof機関区で、レーゲンスブルク管理局管内でした。製品のキャブ下にちゃんと表記がありますね。私が訪問した1973年にはもう廃車でいませんでした。その直前でしたが、当時の最新版機関車配置表に、レーゲンスブルク管内の01はゼロ!とあって、大いにあわてましたが、よく見るとHof機関区がレーゲンスブルクからニュールンベルク管理局に移管されていたためで、まだ13両ほど01がありました(やれやれーーー)。
by KDB (2009-07-29 21:05) 

Akira

KDBさん、こんにちは。

ドイツフェスティバルには遠いところをありがとうございました。
01 147は本日工場に向けて配送となりました。メンテナンスと言っても分解して配線などを確認しただけです。最近のモデルは基盤配線なので、問題は見つからず再び組んだらちゃんと走り出しました。原因ってなんでしょうね〜。
Hof機関区の画像はとても私の心に響きます。東西ドイツの接点なので華やかさとはほど遠いですが、それだけに機関車の素の姿を見えてきます。Hof-Regensburg線の途中には、私の住まいであり仕事場でもあったWeidenがありますが、まさに機関区のあった場所が私の仕事場でもありましたが、私が居た時は歴史的建造物に指定された事務棟以外は見る影も無く、転車台のあった場所は名前だけ「Zur Drehscheibe」という通り名になっています。保存機でもあるBR50が鎮座しているのが事務棟と並んで数少ない記憶になっています。
by Akira (2009-07-29 21:23) 

01 147

SDSになる前のコンパクトCサインモーターは、電圧低下に極端に弱いのです。私の実験では、電圧が12.8ボルトに下がると、なんと最高速はスケール速度17km/hになってしまいます。Köfに負けます(^_^;)

そのせいじゃないかなぁ。
by 01 147 (2009-08-03 01:52) 

hiLo

あ、名前間違えた。(^^ゞ

01147とは私です。

 井上@名古屋メルぽっぽクラブ
by hiLo (2009-08-03 01:54) 

Akira

ども、HiLoさん。

最初「01 147さんって誰?」と思いましたョ。(^^;

見解をありがとうございます。電気については素人の私も、前回のドイツフェスティバルでは、1,2AのMSだけで問題なく数台の機関車と共に走っていたので、今回はやはり機関車側にあるのかな...と思いました。

ドイツフェスティバルの初日に起こったトラブルは、CS2でコントロールしていたCサインモーターの103.1と照明付き客車6両の他、01も含めて2〜3台の機関車を動かしていたのですが、その時別のブースで電源トラブルを起こしたことが後でわかりました。復旧迄数時間要したとのことで、これが遠因しているのかな...と。

しかし、最終日だったかに再びレールに載せたところ、今度は全く動かない状態があり、その後ギクシャクした動きが少しあったので休ませ、再びレールに載せると今度はちゃんと動いたり...。

発煙もしたりしなかったりで、あまり状態としては安定していないので現在枚方工場へ検査入院させています。CS2(出力容量2.8A)だと3台程度の列車運転では電圧低下は考えられないと思うので。
by Akira (2009-08-03 08:58) 

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