4081 DB BD4nf-59 / Ep.III（24cm鉄板モデル）

昨日、282mmのSilberlinge制御客車を紹介したら、Shonan-Boyさんから３枚の画像が送られて来た。それは、昨日のブログ記事でも触れた24cm鉄板客車のモデル（4081）である。このモデルをお持ちであること自体かなり羨ましいのであるが、折角なので紹介したいと思う。



このモデルは、最初1968年に4046として２年間だけリリースされた。当初から進行方向に合わせて自動的に前照灯と尾灯の切り替えがされる構造であった。翌年から２年間は、Ep.III仕様、そしてその後の３年間はEp.IV仕様で4081としてリリースされた。4046との違いは室内装備の有無である。
その翌年の1975年からは、形状は4081と同じであったが、前照灯/尾灯の自動切替がないモデル（4077）として４年間リリース。1979年には同製品番号で台枠が黒からOceanblau変更され、更にその翌年にはピクトグラム表記が変更になったりなど、バリエーションは豊富である。しかし、折角のプッシュプル客車なのに前照灯/尾灯の切替ができなくなったのは惜しいところ。実際Koll'sの価格でも切替出来なくなってからは、それ以前の半値になっている。1979年と80年の２年間はP4015としてPRIMEXブランドでもリリースされている。こちらももちろん切替なしである。

トータルで12年間ものリリースが続いたSilberlinge鉄板客車だが、それから今年の282mmのリリースまで29年ぶりということになる。ここで紹介しているShonan-Boyさんのモデルは、その中でも最も充実した室内装備＋前照灯/尾灯切替付きモデル（4081）である。




上の画像は、前照灯/尾灯を切替えた時のものだが、ちょっと小さめの前面窓や丸く出っ張った尾灯レンズなど幼少時を思い出す懐かしくなるモデルである。このモデルがリリースされ始めた頃は実車のほうはもちろん現役で、23形などの蒸気機関車とコンビを組んでプッシュプル運転がされていたのであろうが、私の記憶にはメルクリンモデルでそのような編成を見かけたことはなかった。当時、古いイメージの蒸気機関車と新しいSilberlinge客車との組み合わせは、ユーザーにも好まれていなかったのかも知れない。当時の私の中にはやはり103.1形とTEE客車やV200や01形と急行形客車など花形列車ばかりがあったように思う。今となっては、当時は地味な存在であった組み合わせが実に興味深く、早く実現させてみたいと思うのであるが．．．。

Special Thanks: Shonan-Boyさん

タグ：n-Wagen DB Ep.III 鉄板客車

コメント 4

Akiraさん、こんにちは。

4081の紹介をしていただき恐縮です。
Silberlingeの24cm鉄板客車の情報有難うございます。
興味深く読みました。

ブルーの外箱ですが、Akiraさんの言われる様に保護紙を巻いて箱に戻すのがなかなか大変であったこと思い出しました。
ただ、箱はコンパクトで保管には良かったのですが。
by Shonan-Boy (2009-09-28 18:47) 

Shonan-Boyさん、こんにちは。

画像の掲載について快諾頂きありがとうございます。
実は昨日、28,2cmのSilberlinge客車２両に昔の23形を連結してプッシュプルもどきをしようと考え、CS2の電源を入れたら23形機関車がいきなり走り出しました．．．23形機関車がアナログだったのをすっかり忘れていました．．．orz
この機関車には24cm鉄板客車が似合うようですね．．．。
by Akira (2009-09-28 21:07) 

Akiraさんへ

アナログの２３(3005/3097)を持っていないので、デジタルの39230が来るのを楽しみにしています。

3046の出た1968年のメルクリンのカタログには、同じ年の新製品のV160(216：3075)にSilberlingeの客車が引かれている写真が出ていました。

by Shonan-Boy (2009-09-28 22:14) 

私も早く新しい23形が来ないかと．．．．。
V160は68年の新製品なのですね。やはりSilberlingeは当時の新鋭機関車との組み合わせが推奨されていた？ようで。
by Akira (2009-09-28 22:57)