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帰国の途へ(3)/ FRA - NRT [Reise]

フランクフルト空港駅のホームに降り立ちICE3を見送るとエスカレーターで4階のコンコースへと登る。
ドーム型ガラス天井の明るい(と言っても曇り空であるが)コンコースから空港へ進む広い通路のすぐ右側にLHのCheck-inカウンターがある。ここでチェックインが可能なのは有り難い。重い荷物を引きずってターミナルBのチェックインカウンターまで行く必要がないからだ。

ここからは手荷物を持って指定された出発ゲートであるB22に向かって進むだけである。フランクフルト空港を初めて訪れたのが1986年である。途中リニューアル工事は受けたものの、第1ターミナルのあるBは、それから既に20年以上経っている。最新の空港と比べたらやや暗い印象は免れないが、やはりドイツらしい紺色で統一された案内表示は、言葉のわからない場合でも理解し易い。途中、ターミナルBのチェックインカウンターホールの案内にLHのShop案内があり、そこを覗いてみることに。前にミュンヘン空港にあったそれとは打って変わって、何やらスーツケースや鞄類がやたらに置かれているのが目についただけでお土産になるような小物類は少ない。そこでちょっとしたものとカタログだけ頂いて先へと進む。特に成田空港と変わらない手荷物検査も通過し、先へと進むがその前に免税店街へと行く。

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ここは中央にHaagen-Datzのアイスクリームスタンドとその周りに免税店が並んでいる。搭乗時刻迄まだ時間があったので、免税店でお土産品を物色した後、昨年同様アイスクリームを買う。昨年は、チョコレートのバリエーションを頼んだらやたらとチョコチョコしていてしつこい感じがした印象があったので、今年はチョコとバニラ系のアイスを1つづつ2Kugelnにしてもらって、上からチョコソースのトッピングを掛けてもらった。(画像上)ちなみに昨年のアイスはこれ。

アイススタンド裏のベンチが一杯だったので、幸いにも免税店街から極めて近いB22ゲートの窓際に座ってアイスを頂く。結果は、昨年よりチョコがしつこくなく非常に良い案配となった。素直に美味しい。

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アイスを食べていると窓から真下にみえる駐機場横にポルシェパナメーラやメルセデスSクラスがやって来る。これは、LH独自の別棟のファーストクラスラウンジからの送迎である。クルマからはいかにもという感じの紳士淑女?が機内に案内されてゆく。
このサービスは、LHのHON Circle会員とファーストクラス利用者に限られているというが、全体的にどのようなサービスなのかウエブサイトだけでなく利用者に聞いてみたいものである。おそらく一生利用する事はないとは思うが...。

さて、そんなこんなで搭乗時刻が迫り、B747-400の機内に案内される。今回は54Jが取れなかったのでエコノミークラス前方の通路側となった。3列席であるが、窓側には日本に初めての観光旅行に行くと言うルクセンブルクの若い男性が座った。中央座席には誰も座らず、日本人団体客も周りには居なかったので比較的空いている便という印象。

ランディングから上昇している時に窓からフランクフルトの市内や森を眺めると、いつも寂しい思いに駆られるのである。

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いつものようにカンパリオレンジのアペリティフとスナック。

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最初の食事は洋食をチョイス。サーモンにマッシュポテト、ニンジン、インゲンが添えられている。ソバもある。初めての日本へ旅行する隣の彼には、ソバの食べ方を教えた。(「ズルズル音を立てながら食べるのが粋」..なんてことは言えなかったが..)

帰りの便は、すぐに機外が暗くなり疲れもあってウトウトすることが多くなる。それでも映画3本のうちアメリカの恋愛コメディものの1本だけは見ることができた。
途中しつこいとは思ったが、行きの便とはCAも違うので、もう1度A380の運行について尋ねてみた。するとちょっと新しい情報が...。
既にA380の1号機はフランクフルトのドックに入り塗装中とのことで、順次CAも乗務員訓練が始まっているが、行きのCAの発言同様日本人クルーはまだとのこと。アジアでは最初の運行だと彼らも思っているが、最近中国人クルーの訓練が開始されたそうな。「FRA - NRT線よりも先に北京線になるのではないか?」とも...。私にとってはあまり嬉しい新情報ではなかったのである。

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話をしてくれたCAのお嬢さんにお礼を言って帰りにチョコとガス入りの水を貰って座席につく。

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途中寝ていたせいもあろうが、気持ち的には意外に速くシベリアを抜けて日本海上空を飛行しているようである。気がつくとCAが大忙しで朝食の準備をしている。朝食のチョイスはなく卵料理とポテトがメインの食事である。今迄記さなかったが、LHのエコノミークラスの機内食は特別に美味という訳ではないが、残さずに完食できるものである。逆にコーヒーなどは美味しい。欲を言えばパンが暖かく提供されればとは思うが、多くは望むまい。

食事が済むと最終着陸態勢に入り長いようで短かったドイツ出張も終わりに近づいた。LH710便は無事着陸し成田空港に到着した。行きのフランクフルト空港とは異なりトランジット客が少ないためか今度は荷物が中々出て来ない。着陸から約1時間後に成田空港を出発する予定のバスに5分前にバスチケットが買えたのはラッキーで、行きのBamberg迄とは全く異なる最後迄順調な帰路であった。

これで2月2日からの短いドイツ出張は終わったのである。この旅路の長いブログでは読者の方々に得るものがあったかと言われれば不安は残るが、ちょっとでも楽しんで頂けたのらば私も嬉しい。とにもかくにも最後迄お付き合いいただいた皆様に感謝である。
タグ:Lufthansa
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Atapi

 はじめまして。Atapiと申します。
 旅行の記事、大変楽しみに拝見しました。(もちろんメッセの記事もですが。)順を追って旅をしているようで、終わってしまうのが残念なくらいです。。。LHの長距離線はあまり乗ったことがないのですが、荷物には厳しいのでしょうか?私はついついいろいろな物を買ってしまい、帰りに空港で何キロあるかとびくびくしてしまいます。いろいろなものと言っても、メルクリン関連のものや何かが多いのですが。
 これからよろしくお願いいたします。
by Atapi (2010-02-20 20:35) 

Akira

Atapiさん、Spielkisteへようこそ。

早速貴ブログを読んでいるブログに登録しました。よろしくお願いします。

今回のドイツ出張も駆け足でしたが、こうしてブログを書いていると色々な出来事があったと改めて感じている次第です。

さて、LHの荷物ですが、少々のオーバーは目をつぶってくれているみたいです。(これは担当次第?)帰りのチェックインカウンターでは、スーツケースが21Kgと表示されていましたが、そのまま受け入れてくれました。(エコノミークラスは20Kg迄)
by Akira (2010-02-20 20:47) 

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