218 Technik, Einsatz, Aktuelles / Eisenbahn Journal [欧州鉄道]
昨日紹介した「103」と同じKonrad Koschinski著による「218」である。これもメッセの時ニュルンベルクでゲットした1冊である。「103」同様Eisenbahn Journalの別冊Sonder-Ausgabe 2/2009である。「103」の次にリリースされたと思われる218形特集号である。
218形は、メルクリンから新規金型によるダイカスト製ボディによってフルサウンドで登場して以来、そのバリエーションの豊富さとS-BahnからEC列車、また貨物列車まで活躍できる汎用性の高いモデルである。そして実車の世界でもドイツ全国で現在も第一線で活躍するディーゼル機関車なので馴染み深く人気も高い。そして両数も多い。
我が家にも、オリジナル塗装の218形が2機、タルキスカラーが1機、TEEカラーのなんちゃって218形もどきが1機居る。210形や216(V160)形も合わせれば8機も居ることになる。それらV160ファミリーは、単機牽引はもちろん重連でも楽しめて模型で楽しむのにはもってこいの機関車である。
上画像は兄弟機である215形。今年素晴らしいサウンドと革新的な発煙装置付きでメッセで発表されたESUのモデルが思い浮かぶ。
「103」同様、このような大きく美しいグラビアカラー写真が多数誌面を飾る。
見にくいかも知れないが、風光明媚なAllgaeu線を快走するタルキスカラーの218形牽引のTEE "Bavaria"である。機関車の次位にはTEE色のSBBのRIC-WRが組成され、今年の新製品モデルを気にしている私にはいやが上にも盛り上がってしまうのである。(セットにはTEEカラーのRe4/4 Iが付いているが、この列車は、Lindau-Muenchenでの運用では210形はもとより218形の紫赤色やタルキスカラーなど様々な組成バリエーションが楽しめるのである...)
この本は、数多くの写真はもとより、技術解説、配置、そして最近の動向迄広範囲に渡って記されているので、218形にちょっとでも興味のある方から218形を深く知りたい方迄広くお薦めできるものである。DVDが付いていないのはちょっと残念。
この本もAmazonジャパンでは取扱いがないようなのでドイツアマゾンのリンクを記した。
こんにちは。
V160ファミリー保有の方には実用性が高そうな本ですね。
ところで、以下の写真を見つけました。
http://trains-worldexpresses.com/600/618-12m.JPG
210型がFS客車で編成されたTEE"Mediolanum"を牽引しています。
説明によればLindau経由で迂回運転された時のようです。
http://trains-worldexpresses.com/600/618.htm
こうした事例をみると、模型の世界でもさまざまな場面での活躍が期待できますね。
by ktochan (2010-03-07 17:18)
こんにちは、ktochenさん。
素晴らしい画像のページをありがとうございます。
210形牽引のGC/FS客車は圧巻ですね。6両編成なら重連かと思えば、単機牽引でも問題ないみたいですねぇ。画像からは線路が多い事と左端に420形電車が見えるところをみるとおそらくMuenchen Hbfの次のHackerbrueckeの上から撮影したものと推測できます。TEE Medioranumは、オーストリアのブレンナー峠を越えてイタリア入りするので、LindauからBregenzでオーストリア入りしてアールベルク峠経由でブレンナー峠へと向かったのでしょうか?今ならGarmisch-Partenkirchenへ向かってInnsbruckへと行った方が良い気がするのですが...。
それにしても迂回列車は面白いです。私も1度StuttgartからFrankfurtへ行く時に乗車したIC(当時としては当たり前の103形牽引)がNBS工事の関係で迂回運転となり風光明媚なネッカー河渓谷沿いの路線をゆっくりとHeidelbergへと向かって走ったことがあります。特に急ぐ旅ではなかったので折角の景色の良い沿線風景を食堂車で満喫した思い出があります。
模型ならば、ある程度何でもありで良いと思います。それが客車列車の良いところでもありますよね。
by Akira (2010-03-07 17:57)
撮影場所を特定できてしまうとはさすがですね、Akiraさん!
Muenchen-Innsbruck間、通常のRosenheim経由なら2時間程度のところ、Arlberg、Lindau経由ではかなりの時間を要したことでしょうね。
このルートは車窓が良さそうではありますが。
実は本日荷物が届き、タルキス色の210型(スロベニアのメハノ製)が入線しました。FSのGC客車を保有しておりますので、機関車の色は異なりますが「迂回列車」を再現してみたいと思います。
ところで、タルキス色の210型は存在したのでしょうか?もしかすると「なんちゃって」の可能性もあります。
by ktochen (2010-03-08 22:41)
おはようございます、ktochanさん。
いえ、たまたまミュンヘンには半年程滞在したことがあったのと、この場所(撮影したところの反対側)に当時の私の実習先があったためです。単なる偶然です。
で、このTEE Medioraniumですが、本当にLindauからArlberg峠を抜けてイタリア方面に向かったならかなりの遠回りですから数時間の遅延でしょうねぇ。まあ、昔も今も時間には大らかなお国柄ですから仕方がないぐらいで済まされたのかも。より風光明媚なAllgaeu線やボーデン湖畔、Arlberg線を経由して行くのなら乗客も満足するかも知れません。
タルキスカラーの210形導入おめでとうございます。メハノの210形は3線式なのでしょうか?ESUのデコーダー付き?メハノについては全くと言って良い程知らないので...。例の218形のEJ誌には、タルキスカラーの210形のカラー画像が掲載されています。004号機です。メルクリンからもいずれリリースされるかもですね。
GC/FS客車との編成を楽しんでください。かなり羨ましいです..。
by Akira (2010-03-09 07:58)
今回入線はまさにその「004号機」です!"Hobbyシリーズ"ではありますが、その中では「最高級」(笑)のDC/ESUのサウンドデコーダー付を奮発!?しました。早速サウンドを試したのは言うまでもありません(1m位のレール上でしたが・・・)。
タルキス色も実在したのですね。情報ありがとうございました。
by ktochen (2010-03-09 21:21)
こんばんは、ktochenさん。
そうでしたか、004号機とは。良かったですね。
私も今回210形のタルキスカラーの存在を初めて確認したので良かったです。
by Akira (2010-03-09 22:07)