DampfSpektakel 2010 (5) [欧州鉄道]
暫く他の記事が入ってしまったが、DampfSpektakel 2010は、まだまだドイツの名機達が全国からやってきてその勇姿を披露している。I氏の記録写真もまだ途中である。
今回は2機の41形である。上画像はBR41 360である。重油焚きのダブルテンダーでの登場で迫力一杯である。41形はメルクリンでも昔から長く製品化されているが、今迄はオリジナルボイラの石炭焚き仕様のみであった。41形も今年の03.10形同様戦後に高性能ボイラに載せ変えている。実は03.10形の高性能ボイラと載せ変えられた41形のボイラは同じもので、ボイラが共通なことから今後高性能ボイラ仕様の41形の製品化も大いに期待出来るのではないか..と私は見ている。
この重油焚き仕様Ep.IV仕様は、042形となっている。石炭焚きは041形である。
同機は、現在Dampftradition Oberhausenが管理と運営に当たっており、所属は、Bw Oberhausen Osterfeld Südである。
http://www.dampfspektakel.info/fahrzeuge/gueterzuglok-41-360/
もう1機の41形は018号機である。こちらも重油焚き仕様である。現在はDampflokgesellschaft Münchenが管理と運営をしており、Bahnpark Augsburgに常駐している。
http://www.dampfspektakel.info/fahrzeuge/gueterzuglok-41-018/
以下は、全て018号機。
41形は貨物用機関車とされているが、少なからず旅客列車も牽引し、汎用形に近いのではと思う。いかにもドイツらしいシルエットがこの機関車の魅力であろうか。
Special Thanks: k.iさん
参考文献:全盛時代の蒸気機関車 / 篠原正暎 誠文堂新光社
文、中ほど
>以下は、全て360号機。 は、018号機 と思うが・・・。
by XYZ (2010-06-07 05:24)
おはようございます、XYZさん。
誤字のご指摘ありがとうございます。早速修正しました。
by Akira (2010-06-07 08:50)
今晩は。KDBです。
41型の新ボイラー付、いいですね。03-10型が出ますから、この41型のバージョン違いも期待できそうです(ボイラーは共通ですが、足回りに合わせて歩み板の構造が違いますが)。元々急行貨物用で、実物の動輪径は1600mmですが勾配区間では急行旅客用にも使用され、フランス国鉄の141R型と並ぶ万能機関車だったと言われています。現行製品の41型はもう発売開始後32年ですから、新製品が欲しいですね(母体の現行03型はもう37年になるか?)。しかし、古い製品でもスケールが正しいので、ディテールの違いがあっても、新旧機関車を並べておかしくないのが、メルクリンの良いところです。ところで、写真の機関車が牽引している客車ですが、昔のDR(東の国鉄)のものですね。この客車の記憶は良くありません。窓ガラスはスリガラスか?と思うようなひどい汚れで、しかも窓は上の方が少し開くだけ。車体の色は戦車や装甲車と共用かと思うような薄汚れたグリーン一色。イエナの駅だったか、窓から苦労して顔を出し東側の41型を撮影したら、隣の席の人が外にいるソ連兵のほうに顎をしゃくりながら連行される真似をして見せ、警告(?)してくれました。やれやれーーー。
by KDB (2010-06-07 21:08)
おはようございます、KDBさん。
41形ですが、確かEp.IIIではKoeln以北でRheingold(-Express)やLoreley-Expressでも牽引されていたと思いました。(V200.0以前?)
メルクリンのことですから、03.10形のボイラは、41形にも流用できるように設計されているような気がしています。(まぁ、期待なんですが..)
さて、旧DRの客車ですが、ここに出てくる全長の短いReko客車だけでなく、近郊用の2階建て客車しかり..酷いものでした。(トイレなど使う気になれませんでした)
まぁ、長距離用の客車はまだマシだったとは思うものの、いずれも接着剤などの独特の匂いが車内に漂っていたのは、DBにもDR客車が運用されるようになってから西側で囁かれていたのは記憶に残っています。
東側のあの独特の怖さみたいなものは何でしょうねぇ。今では味わう事が出来ないので貴重な体験...なんですが。
by Akira (2010-06-08 08:36)