JAM Convention 2010 [Maerklin-Allgemein]
8月14日の当ブログで告知したJAMコンベンションでのクリニックを東京ビックサイトの会場で行った。
この日は、11時からの開始に充分な余裕を持って自宅を午前7時にクルマで出発。クルマになったのは、メルクリン社からの協賛品など大荷物を会場に運ぶためである。関越道に入って暫く快調に飛ばしていたら急に渋滞に巻き込まれた。ハイウエイラジオを聞きたかったが、渋滞に巻き込まれた場所にはTI電波がなく、FMラジオとナビ情報が頼りだったが、ナビ情報では渋滞が本庄児玉ICまで続いていて、ICに通行止めマークが出ている。クルマが一向に進まない渋滞と情報のなさにイライラしてきたところに家族から電話があり、テレビで6時過ぎに本庄児玉ICと花園ICの間でトラックの横転事故があったとのこと。そのため事故処理で通行止めになっているようである。本庄児玉ICから少しづつクルマが出ていたためか、ノロノロながらクルマは進み始めた...しかし本庄児玉ICで降りて花園ICまで平行している国道もなく、余計心配になってきたのである。もし予定時刻に間に合わなかった大変だからである。本庄児玉ICが見えて来たところで通行止め解除を待っているクルマも見える。ここが考えどころである。できればICを降りたくない。しかし通行止め解除がいつかわからない...。その時である、NEXCOのクルマのスピーカーから何やら音声が聞こえる。窓を開けたがクルマのエンジン音で聞き取れない。ICの降車レーンから本線に戻ろうとするクルマも見える。これは...と思ったとたんである。急に渋滞が解消され動き出したのである。通行止めが解除されたのである。これはラッキーであった。初めは時速70Km/hぐらいでの走行であったが、次第にいつもの関越道に戻る。結局渋滞で喪失した時間は約1時間。
▲ Hbfメンバーの手助けで何とか間に合ったレクチャーの開始
▲ 最後のサプライズで実演テーブルに集まった皆さん
結局、首都高のいつもの渋滞もあって現地に到着したのが開始30分前。そこからが素晴らしい連携プレーで無事、準備も整いレクチャーを始める事が出来たのである。その連携プレーとは、渋滞中にJAMに出展しているHbfのメンバーのHUHさんに状況を電話していたので、到着と同時にHbfメンバー数人が、クルマから会場迄の荷物の移動を始め、見事に販促品の袋詰めから実演用線路の設置などの準備をすべてこなしてくれたのである。私はパソコンを準備するだけで良かったのである。
おかげさまで、レクチャーは予定通り11時丁度には始められ、MS2の説明を解説することができた。解説そのものが良かったどうかの評価は、お聴き頂いた皆様の感じることであるが、私自身は帰国後MS2とにらめっこしながら作成したものであり、何名かの識者の指摘も受け手直ししながら出来上がったもの。このスライドショー自体は、販売店などでも出来ると思うものである。
一通りの説明のあと、メルクリン社から急遽サプライズとして送って頂いた今年の新製品である03.10形のインサイダーH0モデルを来場した皆様に披露する事も出来た。これは、先日本社工場を見学した時にひらめいたアイデアで、丁度メルクリン社にお願いする良い機会でもあったので相談を持ちかけたところ快諾を得、実現したものである。借用という形なのでまたすぐに送り返さなければならないのは、大役を果たしたモデルとの辛い別れになりそうだが...。
少し残念だったのは、前回MS1のクリニックの時はほぼ満席になった会場が、今回は半分ぐらいしか埋まらなかったことである。これは、色々な外的原因もあると思うが、メルクリンの日本市場の現実なのであろうと思う。ただ、私自身はこれを素直に受け止め、少しづつでもファンを増やしてゆくのがその王道であると思う。
▲ レイアウト全景。
▲ 中央のヤードには、某先生の103形がずらり。メルクリンと言えば、103形は外せない。
▲ Hbfのコントロールセンター。アナログトランスから、6021、MS1、CS2と歴代のコントローラーが並ぶ。
▲ masatoさん製作の転車台+機関庫周辺設備モジュール。その表現力は素晴らしい。
▲ Hbfメンバーのお一人のモデル。1960年代に買い求めたモデルで今も快調に走る。そして、その元箱からモデルまで新品同様の美しさである。大切にされてきた証。
会場で実演しているHbfのレイアウト。H0、N、Zと3つのスケールで昨年よりJAMでヨーロッパの鉄道を表現している。メンバー各人がそれぞれ独自の個性を持ってセクションや高速新線など楽しんで作成している様子が手にとるようにわかる。旧式となったアナログ制御のM式レールから最新のCS2制御のC式レール迄メルクリンの歴史と多様性がわかるもの。ただ、安定した走行性能と扱いが楽な制御システムは今も昔も変わらぬメルクリンらしさである。
午後2時から「ザ・現場塾」と称するJAMの新しい試みの1つをMS2でも行った。それは、クリニックで紹介したMS2をHbfさんの外周線をお借りして体験運転してもらうというもの。私も傍らに立ち、質問を受ける。やはり展示しているレイアウトで運転出来るのは子供達には大ウケのようで、何回か列が出来たほどである。中には「当ブログを見ています」と仰る方もいらして恥ずかしいやら嬉しいやらで、当ブログも更新を続けて良かったと思える瞬間である。
▲ 往復自動運転で走るスイッチバックナロー
▲ クラフトの得意とするガラスケースの小型レイアウト
▲ トラムモジュールも魅力的
▲ 紙製橋脚のクロコダイル。省スペースで迫力が再現出来るのはZゲージならでは
Hbf以外で興味を持ったのは、クラフトサカモト企画のZゲージレイアウトである。テレビでも出るほどのクラフトの以下Zゲージレイアウトは、いつみても精細さと華麗さが光る独特な魅力を放つ。
いつもJAMでは、出展されているメルクリン関係の皆様には助けていただいているのだが、今回ほど助けられたと感じたクリニックは初めてである。メルクリンからは物的支援を頂き感謝しているが、今回はそれ以上にHbfの関係者の皆様には出展の仕事も忙しい中、多くの方に人的な支援を頂いた。
最後は、皆さんと一緒に記念写真におさまる事も出来、この1日は私にとって思い出に残る1日だった。これで飲み会に参加出来なかったのは、やはり心残りの一つであることは間違いない。
もちろん、今回のクリニックに参加していただけた皆様には感謝申し上げたい。
この日は、11時からの開始に充分な余裕を持って自宅を午前7時にクルマで出発。クルマになったのは、メルクリン社からの協賛品など大荷物を会場に運ぶためである。関越道に入って暫く快調に飛ばしていたら急に渋滞に巻き込まれた。ハイウエイラジオを聞きたかったが、渋滞に巻き込まれた場所にはTI電波がなく、FMラジオとナビ情報が頼りだったが、ナビ情報では渋滞が本庄児玉ICまで続いていて、ICに通行止めマークが出ている。クルマが一向に進まない渋滞と情報のなさにイライラしてきたところに家族から電話があり、テレビで6時過ぎに本庄児玉ICと花園ICの間でトラックの横転事故があったとのこと。そのため事故処理で通行止めになっているようである。本庄児玉ICから少しづつクルマが出ていたためか、ノロノロながらクルマは進み始めた...しかし本庄児玉ICで降りて花園ICまで平行している国道もなく、余計心配になってきたのである。もし予定時刻に間に合わなかった大変だからである。本庄児玉ICが見えて来たところで通行止め解除を待っているクルマも見える。ここが考えどころである。できればICを降りたくない。しかし通行止め解除がいつかわからない...。その時である、NEXCOのクルマのスピーカーから何やら音声が聞こえる。窓を開けたがクルマのエンジン音で聞き取れない。ICの降車レーンから本線に戻ろうとするクルマも見える。これは...と思ったとたんである。急に渋滞が解消され動き出したのである。通行止めが解除されたのである。これはラッキーであった。初めは時速70Km/hぐらいでの走行であったが、次第にいつもの関越道に戻る。結局渋滞で喪失した時間は約1時間。
▲ Hbfメンバーの手助けで何とか間に合ったレクチャーの開始
▲ 最後のサプライズで実演テーブルに集まった皆さん
結局、首都高のいつもの渋滞もあって現地に到着したのが開始30分前。そこからが素晴らしい連携プレーで無事、準備も整いレクチャーを始める事が出来たのである。その連携プレーとは、渋滞中にJAMに出展しているHbfのメンバーのHUHさんに状況を電話していたので、到着と同時にHbfメンバー数人が、クルマから会場迄の荷物の移動を始め、見事に販促品の袋詰めから実演用線路の設置などの準備をすべてこなしてくれたのである。私はパソコンを準備するだけで良かったのである。
おかげさまで、レクチャーは予定通り11時丁度には始められ、MS2の説明を解説することができた。解説そのものが良かったどうかの評価は、お聴き頂いた皆様の感じることであるが、私自身は帰国後MS2とにらめっこしながら作成したものであり、何名かの識者の指摘も受け手直ししながら出来上がったもの。このスライドショー自体は、販売店などでも出来ると思うものである。
一通りの説明のあと、メルクリン社から急遽サプライズとして送って頂いた今年の新製品である03.10形のインサイダーH0モデルを来場した皆様に披露する事も出来た。これは、先日本社工場を見学した時にひらめいたアイデアで、丁度メルクリン社にお願いする良い機会でもあったので相談を持ちかけたところ快諾を得、実現したものである。借用という形なのでまたすぐに送り返さなければならないのは、大役を果たしたモデルとの辛い別れになりそうだが...。
少し残念だったのは、前回MS1のクリニックの時はほぼ満席になった会場が、今回は半分ぐらいしか埋まらなかったことである。これは、色々な外的原因もあると思うが、メルクリンの日本市場の現実なのであろうと思う。ただ、私自身はこれを素直に受け止め、少しづつでもファンを増やしてゆくのがその王道であると思う。
▲ レイアウト全景。
▲ 中央のヤードには、某先生の103形がずらり。メルクリンと言えば、103形は外せない。
▲ Hbfのコントロールセンター。アナログトランスから、6021、MS1、CS2と歴代のコントローラーが並ぶ。
▲ masatoさん製作の転車台+機関庫周辺設備モジュール。その表現力は素晴らしい。
▲ Hbfメンバーのお一人のモデル。1960年代に買い求めたモデルで今も快調に走る。そして、その元箱からモデルまで新品同様の美しさである。大切にされてきた証。
会場で実演しているHbfのレイアウト。H0、N、Zと3つのスケールで昨年よりJAMでヨーロッパの鉄道を表現している。メンバー各人がそれぞれ独自の個性を持ってセクションや高速新線など楽しんで作成している様子が手にとるようにわかる。旧式となったアナログ制御のM式レールから最新のCS2制御のC式レール迄メルクリンの歴史と多様性がわかるもの。ただ、安定した走行性能と扱いが楽な制御システムは今も昔も変わらぬメルクリンらしさである。
午後2時から「ザ・現場塾」と称するJAMの新しい試みの1つをMS2でも行った。それは、クリニックで紹介したMS2をHbfさんの外周線をお借りして体験運転してもらうというもの。私も傍らに立ち、質問を受ける。やはり展示しているレイアウトで運転出来るのは子供達には大ウケのようで、何回か列が出来たほどである。中には「当ブログを見ています」と仰る方もいらして恥ずかしいやら嬉しいやらで、当ブログも更新を続けて良かったと思える瞬間である。
▲ 往復自動運転で走るスイッチバックナロー
▲ クラフトの得意とするガラスケースの小型レイアウト
▲ トラムモジュールも魅力的
▲ 紙製橋脚のクロコダイル。省スペースで迫力が再現出来るのはZゲージならでは
Hbf以外で興味を持ったのは、クラフトサカモト企画のZゲージレイアウトである。テレビでも出るほどのクラフトの以下Zゲージレイアウトは、いつみても精細さと華麗さが光る独特な魅力を放つ。
いつもJAMでは、出展されているメルクリン関係の皆様には助けていただいているのだが、今回ほど助けられたと感じたクリニックは初めてである。メルクリンからは物的支援を頂き感謝しているが、今回はそれ以上にHbfの関係者の皆様には出展の仕事も忙しい中、多くの方に人的な支援を頂いた。
最後は、皆さんと一緒に記念写真におさまる事も出来、この1日は私にとって思い出に残る1日だった。これで飲み会に参加出来なかったのは、やはり心残りの一つであることは間違いない。
もちろん、今回のクリニックに参加していただけた皆様には感謝申し上げたい。
タグ:JAM
昨日はお疲れさまでした。何はともあれ、無事に終わって良かったです。
by HUH (2010-08-22 20:40)
こんばんは、HUHさん。
色々とご迷惑お掛けいたしましたが、おかげさまで無事に終了することが出来ました。Hbfの皆さんも今日の最終日が無事終わり、ホッとしているところと思います。
by Akira (2010-08-22 20:46)
Akiraさん、こんばんは。
良い講演を聞かせて頂きました。
説明書を読まずでおおよその理解ができました。
またご挨拶もせずで本当にすみません。
会場にはぎりぎりで到着しそうな出発時間となった為
参加も無理かも?だったので車輌も持参しませんでした。
どうもありがとうございました。
by Tago-Lily (2010-08-22 21:15)
こんばんは、Tago-Lilyさん。
クリニックにご参加頂きありがとうございます。MS2のご理解も頂けたようで良かったです。挨拶など構いませんが、また機会があれば、是非またご参加頂きお声掛けください。
by Akira (2010-08-22 22:05)
お疲れ様でした.ありがとうございました.
レイアウト脇でチビと一緒にMS2をご説明いただいたものです.
彼は,帰宅後,いただいたメルクリンのカタログを見ながら「ちゅいちゅ」←スイス,「おーりあ」←オーストリアと車両を復習しています.ガラス電車が発売されるのを楽しみにしているようです.
ぷらレールにこらずに,メルクリンを楽しみにし,のぞみ号でなくICE3を新幹線と認識する1歳児ですが,今後もメルクリン好きで育ってほしいものです.
記念写真までお願いしてしまいすみませんでした.夏の思い出になりました.皆様にもよろしくお伝えください.
by Atapi (2010-08-23 09:10)
Atapiさん、おはようございます。
あ、そうでしたか。ありがとうございます。ご家族でいらっしゃってお子様も楽しい1日になったのではと思います。
私も幼稚園まではプラレール大好きでした。レゴやダイヤブロックと組み合わせて遊んでいた記憶があります。プラレールからメルクリンH0に移行するのは、とても良いステップアップだと思います。是非是非健全な鉄に育てていってくださいね。
by Akira (2010-08-23 10:09)