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München Hbf - Frankfurt Fh - Narita [Reise]

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翌朝早くにミュンヘン中央駅に...。フランクフルト空港駅へ行く前に中央駅に居るスイスのEC客車やCisalpino塗装のECを見掛ける。先頭に218形機関車が連結されているので、これはチューリヒ行きであろう。

再び、ICE3のラウンジ席(中間連結部分)に乗車して一路フランクフルト空港へと走る。途中最初に訪れたゲッピンゲンを通過し、Stuttgart Hbfで方向変換。そしてNBS経由でフランクフルト空港駅へ到着。今回は遅延なしである。

空港駅からターミナル1の国際線用のBホールへと進み、自動チェックインを試みるが、何回やっても上手くゆかず、仕方ないので長蛇の列の最後部へ並ぶ。フォーク並びなので意外に早く順番が来て事情を話してチェックインする。自動チェックインをしてもしなくても同じ...という印象。
そして、貰ったボーディングパスは、何と出発ゲートはCである。Cは通常チャーター機用なのだが、考えてみればA380はブリッヂが特殊なのでCからの出発なのであろう。

今迄何度もフランクフルト空港を利用したが、初めてのCである。最後のお土産品などの買い物に時間を取られて、気がついたら搭乗時間間近である。そんな訳で出発前のA380の外観写真も撮れず、すぐに搭乗開始である。ファーストクラスとビジネスクラスは、搭乗待合いエリアから分離されている。LHのA380は、2階がファーストクラスとビジネスクラスで1階がエコノミークラスである。

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搭乗すると、真新しい機内ということがすぐにわかる。外からこの機材の名称が「München」と記されてあったのを確認したので、客室乗務員の方に8/3から就航を始めた2機目のA380かと確認したら、その通りという。...と言うことは、初就航から3回目のフライトということである。道理で真新しい訳である。

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機内のインテリアも、もちろんB747ともA340とも違う、大きなボディで緩やかな曲線で造形されていて明るく落ち着いた雰囲気である。機内に居ると総2階建ての下階とは全く感じさせない天井高である。

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もちろんシートモニタも付いていて、プログラムも充実している。機外カメラは3台装着されていて、コックピットからのカメラの他、真下に向けたカメラ、そして垂直尾翼にもカメラがある。その3つのカメラを任意に切替えてモニタリング可能である。上画像は、垂直尾翼からの映像をモニタで映したもの。正面に出発前の搭乗口待合室が見える。

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A380の離陸は静かである。機内ノイズはB747と比較してさほど差は感じない。離陸して暫くすると飲み物サービスが始まる。まずは、アペリティフとおつまみ。いつものようにカンパリオレンジとミネラルウオーターをお願いする。

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B747の時は紙製のメニューが入っていたが、A380では、モニターで確認する。これもエコかも知れないが、お年寄りなどには操作が難しいかも...。ランチは鶏の甘酢炒めである。結構美味。

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再び垂直尾翼からのカメラ映像を見る。正面は機体を上から眺めた雲海である。

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通常画面は、地図などスクロールしながら様々な情報を教えてくれるが、飛行機の画像がA380になっているなど、凝った画像である。LHのA380に対する意気込みを感じるのである。

モニターでは様々な映像プログラムが楽しめるが、映画もかなりの数が用意されている。私も約11時間のフライトでディズニーの「アリス」など3本の映画を見た。途中の機内の揺れはほとんど感じず安定した飛行のうちに朝食となり、日本上空に入る。
着陸も安定していて成田空港は、約30分の早着となった。自宅近く迄直通のバスの時間に間に合い、お昼には無事に帰宅となった。私にとってのA380初搭乗は、長い時間にも関わらず、エコノミークラスとしては極めて快適で、退屈することもなくドイツと日本の距離を益々短く感じさせるものであった。

ようやくこのドイツ・オーストリア旅行の記事も終了となるが、拙い旅行記にお付き合い頂いた皆様には感謝申し上げたい。
タグ:Lufthansa A380
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klaviermusik-koba

A380もLHで就航したのですね。日本の航空会社はまだ当分無理そうですが。飛行機は大きいばかりが能ではないけれど、それでも大型機の安定感のある乗り心地はまたちがうのでしょう。ボーイング'747も燃費が悪いとかで敬遠されていますが、やはり長距離飛行には4発エンジンは信頼出来る感じがします。いい夏休みでしたね。お帰りなさい。(南相木)
by klaviermusik-koba (2010-08-24 11:47) 

seidoh

Akiraさん、こんにちは。

A380ですか。写真で見ても真新しい機材の匂いが感じられますね。我が関空便は、旅客需要の点でも、まだ新しいA340が就航していることからも、当分(永遠に?)A380とは無縁でしょうが・・・。ただ、うらやましく思う反面、シート配列はA340の2-4-2の方に軍配を上げてしまいます。
ところで、垂直尾翼からの映像は、某原子力旅客機ファイアーフラッシュのコクピットからの視界そのものではありませんか!ひょっとして、設計者はサンダーバードフリークだったりして。
by seidoh (2010-08-24 12:25) 

Akira

> klaviermusik-kobaさん、こんにちは。

LHは、A380は就航直前にフランクフルト-成田線に決まったようです。普通ならNYCあたりに決まるのでしょうが、やはりまだまだ東京からの乗客は需要があるのでしょう。計測した訳ではないですが、B747よりもシートピッチもあるようですし、適度な座席列で区切られているので、デカイという印象は外に出て気づくほどです。乗っている限り上階があるという感覚がないです。

LHは、次期B747も発注しているので、今後はどう運用が変わるのかはわかりませんが、当分はA380の運用が続くものと思われます。

> seidohさん、こんにちは。
私もこんなに新しい機材に乗ったのは初めてです。LHのA340は、以前ミュンヘン-成田線で搭乗しましたが、インテリアのデザインが良く好きな機材です。シート配列は大型機なので仕方が無いと諦めています...。(今回は、私の隣が空席だったのは良かったです)

垂直尾翼からの映像は、新しい視点で興味深かったです。大体飛行機設計者などは、その手の好き者の集まりのような気がしないでもないです。

LH自体も飛行機好きが多いことが多いことで知られたキャリアですし...。
by Akira (2010-08-24 12:45) 

autounion

いつ乗ってもクリーンな印象のルフトですね♪
A340に乗った時は、シートにレカロの文字があって感動しましたが、この380はどうなのかなぁ…と思ってしまいました。一生に一度くらい、この機体の2階席へ座ってみたいと思いますが…到着後のゲッピンゲンで何両買えるかとすぐ考えてしまう僕にはやっぱり無縁なのかもしれません(笑)

Akiraさんが搭乗したA380にも、ドイツの建機メーカー「リープヘル」の技術が生かされていますよ♪
http://www.liebherr.com/AE/en-GB/products_ae.wfw/id-251-0
by autounion (2010-08-24 19:15) 

Akira

こんにちは、autounionさん。

LHのA380は今迄の機材以上に明るくクリーンな印象になっています。シートですが、RECAROの文字は見つけられませんでした。
上階の人になるのは、私も中々できそうにありませんが、LHの場合はエコノミーでもそれほど問題ないかな..と思っています。(場所さえ良ければ...)

A380はドイツ企業も参画しているのはもちろんですが、実は私の親戚も某日本企業からA380関連で暫くハンブルクに駐在していました。日本企業も随分A380には関わっているのですね。
by Akira (2010-08-24 21:43) 

総統

成田線就航してすぐに、成田へ行き、写真を撮りに行ったのですが・・・

デカイ!の一言でした

B747-400よりも主翼をたわませながら離陸していったのが印象的でした

ワタクシも、窓際に座るのなら、B747よりA340のほうが、真円断面の圧迫感が、かえって壁によっかかって寝るのに丁度良い感触でありました

レカロシートも疲れを感じませんでしたし

LHも沢山堪能したかったので、4年前のドイツ~フランス旅行の際は、B747でフランクフルト ドゴール~ミュンヘンがARJ ミュンヘン~成田がA340という 今考えれば 4発機ばかりでした(笑

今度訪独する際は、絶対にA380で行きたいであります!


そういえば、初号機のA380は、日本線就航前に、ドイツ代表をW杯開催地の南アフリカまで送り届けた機体なんですよね!
by 総統 (2010-08-25 01:50) 

Akira

おはようございます、総統さん。

わざわざ成田空港迄A380の撮影に行かれたのですね。A380の主翼の大きさとその形状は独特で気に入っています。
初号機は、確かW杯輸送のあとすぐに成田線に就航したと思います。LHは北京にも就航させるようですし、これからLHの長距離主翼機はB747からA380になるのでしょうね。
by Akira (2010-08-25 08:19) 

senichi

こんばんは。お帰りなさい(違うか)
過去の渡欧に利用したのはアエロフロート航空(ロ)と韓国航空の機体で
両社のクオリティにはかなり差があった記憶が有ります(今は解りませんが)。

もしまた渡欧する機会があったらLH航空を使ってみたいと思います。
12時間近くのフライトでも退屈しなさそうですね。
by senichi (2010-08-25 20:03) 

Akira

こんばんは、senkichiさん。ただいまです♪

私も冷戦の時代に1度だけフランクフルト-成田間をアエロフロートで往復したことがあります。理由は「安いこと」と「唯一のシベリア経由便」であったことです。若い時でしたので好奇心も手伝って利用しましたが、2度と乗りたくはなかったですね。でも、今思えば良い体験でした。

LHは、1番安心して乗れるキャリアだと思っています。過剰なサーヴィスは望めませんが、必要にして充分という感じです。
by Akira (2010-08-25 21:44) 

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