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37777 DRG Schienenzeppelin / Ep.II (Impression) [Maerklin-Triebwagen]

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昨年の新製品のレールツェッペリン(37777)であるが、当ブログでも先月記事化し、少なからず反響を頂いた。すでに当ブログからリンクしている入手されたファンのブログにインプレ記事もあるのだが、先日Kiyoshiさんから入手報告と共にインプレッションも頂いた。更には早速改造もされたので画像と共に、彼の熱いインプレを記したいと思う。


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やっとSchienenzepplinが到着しました。コレ楽しいです♪
とくにエンジン音が素晴らしく、木製プロペラの回転音(騒音;)と相まって迫力の走行シーンを堪能できます。

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謙虚な室内灯も良い雰囲気です。中を見ると73401の基盤半分(LED3個)が使われてました。
人形を乗せようと試しましたが、座面が深すぎて背中が付きません。

デフォルトでエンジン音+プロペラ回転は前進のみ有効ですが、後進時も微かなディーゼル音?が聞こえるのです(芸が細かい)

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どうせならと、前照灯のムギ球をLED化(熱対策)するついでに赤色チップLEDを組込み、後進時に尾灯*として点灯する様にしてみました。
*実際はどうだったか分かりませんが、モデルとしては面白いかな?と。

あっさりとした車体(実車もそうでしたが)、精細なガラス電車とは、ある意味対極に位置するモデルの様に思えます。
共通しているのは、遊んて楽しいメルクリンらしさに溢れている事でしょうか♪

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▲ プロペラ駆動用のモーター部。ノイジーですが耐久力はありそう。

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▲ 室内灯基盤と2連装16mmスピーカー。音量もバッチリ。

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▲ 前照灯に使われているムギ球。やはりかなり熱を持ちますね。スペースがあるのでプラ車体への影響は無いと思いますが…

それにしても...ギミック(サウンドやインテリアライトなど)が付加されたとは言え、30数年前?に製品化していたとは…やっぱメルクリン....とのこと。



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最後に、白黒加工したレールツェッペリン(上画像)は、戦前の雰囲気を上手く表現された画像である。Kiyoshiさんは、前照灯の1位(運転室)側尾灯化付きLED化に加え、1番ゲージのレプリカモデル同様2位(プロペラ)側尾灯1灯もLED点灯化させている。運転室側照明の尾灯が実車にも装備されているかどうかはわからないが、このインテグレートされた赤色尾灯があるなら、デザイン的にも中々モダンなディテール処理である。

Special Thanks: Kiyoshiさん
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東西急行

Akira様、東西急行です。
未成年の頃本車(多分絵草紙)を見た際「此一体何なんだ?!」と仰天したことを思い出しました。
軌道上に鎮座する旅客輸送機の胴体(の如き車体)、尻尾の如き後端でくるくる回る羽根で疾駆する乗り物…古典SFに登場しそうな銀メタ車体と相俟って今以て前衛的です。
余談乍ら尾灯モードの前端部は何処か新幹線0系を連想させます。其れ程進んだ一輛であったと改めて感慨深く思います。
by 東西急行 (2011-01-29 21:09) 

Akira

こんばんは、東西急行さん。

戦前のドイツは鉄道にしろ自動車にしろ、また航空機にしろ、まだ成熟期ではなかったがゆえ、命を賭けた実験が数多く行われた気がします。
また、それゆえに当時の技術者も最高のものを求めていたことが、その車両なりから伝わってきます。
このレールツェペリンもその代表格とも言えるモノでBMW航空機エンジンでプロペラを回し、その推進力で走ると言うシロモノなので、その爆音と爆風は鉄道車両としては耐えられるものではないことは容易に想像がつきますが、それでも敢えて実験するところは、研究者魂みたいなものを感じます。もちろんこの車両が実際に量産されるはずもなく、プロペラ推進の車両もその後は開発されませんでしたが、この車両の実験でもたらした数々のデータは、その後様々に利用されたものと思います。

造形一つとっても、東西急行さんのおっしゃる0系新幹線とどことなく繋がる部分がありますし、連続窓はICEに繋がります。ただ、尾灯モードの前頭部があったかどうかは?です。
by Akira (2011-01-29 22:32) 

Kiyoshi

Akiraさん、こんばんは。
なんとも稚拙なインプレになってしまいスミマセン。
画像を撮る時いつも思います...背景=レイアウトが欲しいなぁ~と。

尾灯モードの件、本来このような小細工等しなくとも、37777は十二分に楽しめるモデルであります。
それがどうして...東西急行さん>新幹線0系を連想...それです、そのイメージが浮かんだのでした。
by Kiyoshi (2011-01-29 22:38) 

Akira

Kiyoshiさん、こんばんは。

いつも貴重な画像と的を得たインプレありがとうございます。稚拙だなんてとんでもないです。

やはり画像付きインプレを見ていると欲しくなってしまうのは人の性と言えそうです。前にも書きましたが、この車両は実験車両ではありながら世界の鉄道史の1ページに記憶される車両であることは間違いないです。
by Akira (2011-01-29 22:49) 

Bemo

このモデルはショートスケールなのでしょうか?

Zの方がスケール的に正しいとWikipeia (英語版)にはありますが。

by Bemo (2011-01-30 20:50) 

Akira

こんばんは、Bemoさん。

レールツェッペリンの全長は25.850 mmです。画像を真横から見ると..
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/a6/Bundesarchiv_Bild_102-10590%2C_Propeller-Eisenbahn_auf_der_Versuchsstrecke.jpg
となります。これではH0のR1は曲がれませんね。よってショートスケールであることが容易に理解できると思います。

ちなみにメルクリンからは、H0、Zの他、1番と0番ゲージでリリースされています。
by Akira (2011-01-30 22:28) 

Bemo

Akira さん、レスありがとうございます。

メルクリンのHO のレールツェッペリンは、これまでの3種は4軸で、プロペラの羽の枚数の変遷は 4 -> 2 -> 4 、1番とZは、2軸で、プロペラの羽は、1番は判りませんが、Z は4 枚。

YouTube の実車の画像では、2軸、2枚。Wikiedia の記事によると、車軸は2軸から、3軸。

4軸の実車は存在したのでしょうか?

by Bemo (2011-02-01 00:33) 

Akira

こんばんは、Bemoさん。

レールツェッペリンの車軸数は確かに変遷があるようですね。最初は2軸で、後に改造を受け前ボギーに変わったようです。メルクリンのH0モデルは前後ボギー台車を履いていますが、これが正しいかどうかは私もわかりません。何しろ実車は解体されてしまったようですので、資料からこの答えを見つけるより術がありません。
by Akira (2011-02-01 21:02) 

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