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T23401 DB B4üm-63 / Ep.III [Maerklin-Reisezugwagen]

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新製品ラインナップが発表され、ファンの皆さんは発注検討に余念のないところであろうか。もしかしたら、このひとときが一番の幸せな時間かもしれないと思うところである。今年の新製品には、客車のめぼしいモデルが多くは発表されていなかった。特に新製品機関車の中でもEp.III時代の01形、E10.1形、V200.0形など魅力的な定番モデルが発表されたにも関わらず、これに合う客車であるUIC-X客車は、メルクリンから既にリリースされているためであろう。そのための客車を用意されていないのは、メルクリンの戦略の一環かもしれない。
丁度このEp.III時代のUIC-X客車を、今こうして順を追って解説しているので、もしかしたら今年の新製品に最も良く合う客車として読者の皆さんの参考になるかもしれない。(ただし、今日紹介するTRIXモデルは既に生産完了しているが..)

という訳で、TRIXからリリースされたEp.IIIb時代のUIC-X単体モデルシリーズの続きである。今回紹介するのは2等区分室車のB4üm-63(T23401)である。

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このモデルは、2006年から2008迄リリースされたモデルである。画像は、車端部側面から見たところ。形状や塗装色は、基本的に同形メルクリンモデルとの差はない。(車輪は2線式用がデフォルトであるが、画像のモデルは3線式車輪に交換済みである)

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車体番号は「19 453 Esn」である。この車両の実車は、1963年11月にDWM社によって製造、1993年12月31日に廃車扱いを受けている。

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サボもメルクリンモデルと同じである。印刷精度は鮮明である。このあたりは個体差の大きい部分かもしれない。

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RICラスターは、航送を含めて近隣諸外国への入線が認められている4電源仕様である。

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REV表記は、1964年9月2日である。
このモデルは既に生産完了されているが、番号表記以外はメルクリンモデルと同様であり、CS2付きの新製品のメガデジタルスタートセット(29640)には、やはり3両のUIC-X客車が同梱されている。もしかしたらこの新しいセットのUIC-X客車も同じ列車を想定したサボが印刷されているかも知れない。
それは、当分このシリーズの客車が安泰ではないかと思う所以でもある。

参考文献:B4üm-63;Bm 243 / "Wagen" Das Archiv der deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Zeitschriftverlag GmbH München

参考サイト:23401 Schnellzugwagen. / TRIXドイツサイト
http://www.trix.de/produkte/frontend/index.php
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