43930 AB4ümg-63 / DB Ep.III

引き続きEp.IIIb仕様のUIC-Xシリーズの紹介を続けたい。今回は、メルクリンの1/2等区分室合造客車（43930）である。当時、等級別塗装のコンセプトが取られていたが、この合造車に関しては２等車の塗装色であるChromoxidgrün色が施されている。



車端部分側面廊下側の画像である。こちらは１等車のため、屋根雨樋下には１等車である証の白色帯が印刷されている。



車体表記の印刷である。この実車は、「15 195 Esn」で1964年6月にKasselにあるCredé社によって製造された。1993年12月31日に廃車扱いとなった。



サボの印刷は、他のモデルと同様。こちらは滲みや掠れもなく比較的良好。



RICラスターは、航送を含めて４電源仕様となっている。



REV表記は、1964年3月20日である。

このモデルは、2006年にリリースされて以来、現在迄生産が続けられている。それほどEp.IIIb時代の客車として標準的なモデルである。今年の新製品についても、E10.1形や01形など、牽引機としてマッチする機関車が少なからず発表されているのは、今後も定番客車として長くリリースされるのではと思う。
希望的観測を述べるならば、このUIC-X客車シリーズをベースとしてAim/Bim/ARbuimなど、登場時のInterRegioの編成を28.2cmモデルでのリリースに期待をかけたい。これが出来れば、なし崩し的にICEカラーのIC/EC用も出来るのではと淡い期待を抱いているのである。

参考文献：AB4ümg-63 / "Wagen" Das Archiv der deutschen Reisezug- und Güterwagen / GeraNova Zeitschriftverlag GmbH München

参考サイト：Schnellzugwagen. / メルクリンドイツサイト
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=43930&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html

タグ：UIC-X DB Ep.III Chromoxidgruen