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SIEMENS+KrausMaffei 127 001-6(Euro Sprinter)/ Ep.V [欧州鉄道]

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プリント写真を整理していたら出て来たのが、ここに紹介する127形である。この機関車、1992年に120.1形に代わる機関車としてSIEMENS社が電装関係、KrausMaffei社が矩体を担当し登場した試作形機関車である。DB路線で各種性能試験や1993年には高速新線上で最高速試験を行い、310Km/hという当時の交流インバータ機として世界新記録を打ち立てた機関車である。その割にあまり日の目を見なかったのは、DBでこの機関車は採用されず、この機関車1両に終わったことにあろう。この1両だけの機関車は、その後SIEMENSの設立したリース会社Dispolokの所属となり正面のピンク色が黄色になりES64Pとして暫く活躍した。

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私がこの機関車を撮影したのは1996年ミュンヘン中央駅でのこと。シルバー地に正面のピンク色が鮮やかで車体横に描かれているEuroSprinterの文字も効いているグラフィックである。当時は、まだ民間のリースによる機関車もなく広告機もDBでは少なかったはずで、中々目立った存在である。IC/EC列車の先頭に立って実際の運用上で試験を重ねていた時のものと思う。

その後、おそらくTaurusとしてドイツやオーストリアでは、更に洗練され開花した機関車であったが、ギリシャやスペイン向けには量産された。
今、あらためてこの機関車を見ると、Taurusに比べもったりした感じは否めないが、正面のガラス窓の曲面など中々悪くはないと思う。この機関車は今どうしているのかわからないだけに気になるところである。

参考サイト:SIEMENS ES64P / Wikipedia
http://de.wikipedia.org/wiki/Siemens_ES64P
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