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2866 G 10 (Wg 10) / Junkers-Werke Dessau Ep.II [Maerklin-Guterwagen]

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今回も続いてFlugzeug-Transport-Zugセット(2866)から貨車の紹介をしたい。今回はG 10形(Wg 10)である。2軸緩急室付有蓋貨車。Gr 20形と比較すると、車体はややクラシカルな印象である。この時代は、王国鉄道時代(Ep.I)に完成された車両も現役で多数活躍していた時代なので、このような異なる形状の貨車が混在するのは、今現在も含めていつの時代も同様であろう。

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車体色はグレー地である。台枠など下回りは黒色なので全体としては引き締まって見える。また車体中央に施されたJunkers社のマークとロゴがバランス良く配置されているのでクラシカルな中でも、当時のモダンなイメージは、航空機製造という最新技術を誇示するのにも役だっているように思う。何より1920年代から30年代初頭に掛けては、Junkers社のあるDessauは、あのバウハウスのあった時代と重なるのである。当時のJunkers社のポスターをバウハウスに残された作品群の中から見つけることもできる。またナチに批判的であったこともバウハウスとJunkersの共通点でもある。

上画像は車体中央の扉を開いた画像である。先に紹介したGr 20形と同様スライド扉が開閉可能である。

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車端部のディテールである。印刷は今日のレベルでは及ばないが、特に荒さが目立つ訳ではない。台枠には検査日と所属が印刷されている。Wg 10はJunkers社の車体番号であろう。今のところJunkers社所有の私有貨車としては、このセットの2両のみで最後の番号が(Gr 20形の)18番であるために、当時は、まだ複数の車両があるに違いない。

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画像は、車体妻部分の前後である。上は緩急室側、下は非緩急室側である。

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折角なのでGr 20と一緒に撮影したのが上画像である。欲を言えば、もう少しJunkers社の貨車がリリースしていればとも思うが、既にこのセットがリリースされて23年も経過しているので、現実的ではないかも知れない。

当ブログでは、このシリーズもう少し続くかも知れない。

参考サイト:Junkers Flugzeug- und Motorenwerke / Wikipedia ドイツ
http://de.wikipedia.org/wiki/Junkers_Flugzeug-_und_Motorenwerke
タグ:MHI Junkers Ep.II G10
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