DB WGmz 825 Gesellschaftswagen / Ep.IV

そろそろメルクリンの春の新製品の公式発表が出る時期ですが、それはまだなので、今回は先日のWGm 840に続いてもう１つのGesellschaftwagenであるWGm 825の写真を。

これはおそらく1989年あたりに撮影したものだと思う。詳細な日にちや場所は失念してしまった。留置されていたこの客車は1985年に新しくなったIRブルーに塗装され、Gesellschaftwagenの文字が記されている。
写真をよく見ると台車はMD52を履いている。最高速度は200Km/hである。手元の客車資料を見てみると、この車両はどうやら1981年に10両ほど新製したとのこと。IC列車にも組成できるような仕様ということらしい。新製時はもちろんタルキスカラーである。特徴的なのは、切妻屋根であること。200Km/hの最高速度であるが、NBS（高速新線）走行を想定していないためか、気密処理はされていないようである。エアコンもなさそうである。

写真はないが、1976年に新製されたWGmh 824というGesellschaftswagen客車がある。こちらは12枚の1200mm窓を持つ外観がUIC-XのBmとそっくりの丸屋根であるが、残念ながらこちらは１両のみである。

おそらくメルクリンでは模型化されるような客車ではなさそうだが、IRブルーのこの車両はそそられるものがある。

参考文献：Taschenbuch Deutsche Reisezugwagen / Horst J. Obermayer

タグ：Gesellschaftwagen DB Ep.IV IR-Blau

コメント 2

Gesellschaftswagen随分いろいろあるものですねえ。うちにもタルキスカラーのがいくつかあるのですが、この写真を見る限り、模型はどれも少し嘘っぽい、という感じがします。私も実車をみていないのでなんとも言えないですが。。
by klaviermusik-koba (2015-01-18 18:28) 

こんばんは、kobaさん。

最近の事情はわかりませんが、私がドイツにいた頃は色々な車両がありました。この車両は、10両ほど新製された車両なので割合的には少ない方だと思います。（H0モデルも見た事ないです）１つ前に紹介したWGm 840が車両数も多くそれをモデルにしたものが多いとは思いますが、メルクリンに関して言えば、大抵UIC-XのBmにGesellschaftwagenの文字を加えただけなので、正しい．．．とは言えませんね。（WGm 824という新製車両は外観がBmそっくりなのですが、１両のみしか新製されませんでした。）

今ならメルクリンからWGm 840の種車であるビュフェ合造車も製品化されているので、塗装、表記とインテリアを変えるだけで出来ちゃいます。折角なので是非作って欲しいのですけどね。
by Akira (2015-01-18 20:17)