SSブログ

FMR Messerschmitt Tiger Cabrio [欧州自動車模型]

メルクリンの話題からは逸れるが、1995年ぐらいであろうかドイツのWeidenに住んでいる時、毎週土曜日に行き付けの玩具屋さんに出掛けた時発見したVITESSE社のミニカーである。他にもFIAT 500などもあったが、Messerschmittには、特別な思いがあるので、迷わずこれを買ってしまった。スケールはおそらく1/43。樹脂製である。最近は、Messerschmitt自体のミニカーもあまり見かけないので、このスケールのしかも4輪であるTigerのモデルは初めてであった。色はメタリックブルーで美しい。製造はポルトガル製。

このTigerは、Messerschmittの中でも市販された最強モデルで、1958年モデルと箱には書かれている。一般のモデルと違う所は、高排気量、4輪であること、そしてスペアタイヤが後部エンジンカバー外に付けられている点である。

実は、幼い頃私の家にもMesserschmittがあった。もちろん4輪のTigerではなく、三輪のKR200 Cabrioである。輸出仕様だったのでDXと呼ばれ、白いボディに赤のシート。シートの縁取りには蛇革。Blaupunkt社製のラジオがおごられている豪華仕様であった。当時でも日本にはこのクルマは少なくクラブもあった。そのクラブの会長がTigerに乗っていたということを聞いている。
我が家にあったmesserschmittの残念なことは、すぐ故障すること。とても実用的とは言えないシロモノであった。しかし、このクルマにはそれを差し引いても余りあるモノがあったと言えよう。何故なら、今でもこのクルマのことを鮮明に憶えているからである。
そんな愛着のあった我が家のMesserschmittも、当時住んでいた場所の近くに勤めていた方が是非譲って欲しいと熱心だったため、父はこのクルマを譲ったが、その後の消息は残念ながらわからない。


nice!(0)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 8

きっかいくん

懐かしい話を聞かせてもらった。私の子供のころ(多分小学4年生)、その3輪のメッサーシュミットに一度だけ乗せていただいたことがある。赤のボディだとばかり思っていたのだが記憶違いだったのか。後に、勤務先の近くの中古屋で、赤のメッサーシュミット(3輪)を発見したから、記憶が混じってしまったのかもしれない。そういわれれば、赤のボディより白のボディの方が叔父ちゃんらしい。当時、東京駅から赤坂六本木までオープンの目立ちすぎる車に乗せてもらって走った。乗り心地は覚えていないがじろじろ見られてはずかしかったような。運転席の叔父ちゃんは得意そうだった。
by きっかいくん (2006-10-09 03:27) 

Akira

それって何年頃でしょう?私は居ました?私が物心ついた頃にはダックスの茶々とメッサーシュミットはあったので、いつからこの1台と1匹(私がドイツへの関わりを強く意識したことがら)について知りたいと思っていました。
赤い印象は理解出来ます。というのはあの大きく上にあげてドアを開くと真っ赤な内装が目に飛び込んできます。真っ赤と言っても派手さはないですが、私も強い印象が残っています。
by Akira (2006-10-09 10:30) 

きっかいくん

定かではありませんが、確かK三叔父の結婚式の時だったような気がします。も一つは私が中学3年の時に高校受験で東京に出たときだったかも知れません。(もちろん落ちました。)前者であれば昭和34年頃、後者であれば昭和39年ですが。もう、あれから40年~47年も昔のお話です。
by きっかいくん (2006-10-09 20:33) 

Akira

ありがとうございます。...ということは、Messerschmittが我が家に来たのは1959年ということですね。ダックスの茶々は、私が生まれてから飼ったと聞いていますから、私が一歳の時だったのでしょう。つじつまが合います。Messerschmittは、私が小学2年生の頃いなくなりましたから、随分物持ちが良かったのですね〜。まぁ、珍しいクルマですから手放す気には中々なれなかったのは理解できます。私にとってこのクルマは誇らしかった反面、あまりに普通のクルマからかけ離れたものだったので、父には普通のクルマに買い替えて欲しいとワガママを言った憶えもあります。今思えば恥ずかしい限りですが..。

後日聞いた話では、このクルマを売った時の価格は買った時の価格と同じだったらしいです。故障も多いクルマでしたが、それだけ魅力もあったのでしょうね。
by Akira (2006-10-09 21:02) 

カオル

はじめまして。メッサーシュミットで検索をしていて、たまたまこのページに辿りつきました。
私は現在、白色のメッサーシュミットKR200に乗っております。私で3代目なんですが、初代の方は葛飾区にお住まいの方で昭和60年頃前まで乗っておられたそうです。(当初は赤色だったのを途中で白色に塗り替えられたそうです。)
4年前に入手した時はいろいろとトラブル続きでしたが、今ではこれといった故障もなく、楽しく乗っております。国内では現在でも各地に多数のメッサーシュミットが生き残っており、可愛がられていますヨ。
by カオル (2006-11-30 02:24) 

Akira

カオルさん、ようこそ。
メッサーシュミットをお持ちなんですか?素晴らしいですね。透明な屋根のタイプですか?
私の父は、ドイツから新車で購入したので、輸出仕様だったようです。(今で言う個人輸入?)また、修理出来る場所も東京に一軒だけしかありませんでした。当時は、珍しいクルマでしたが、周りのクルマも小さいものが多かったせいか、今の方が可愛く見えますね。(私はこのクルマの後ろ姿の釣り上がったテールランプが恐かったです)
写真が残っていますので、いずれこのブログでも紹介しましょう。
by Akira (2006-11-30 20:59) 

カオル

Akiraさん、初めまして。Akiraさんのお父様が乗っておられたというKR200は、どのような色だったのでしょうか? 
私のメッサーは当時国内に正規輸入されたガブリオ幌タイプなのですが、透明のクリヤーヘッドも付けれますので、夏場は幌、冬場はクリヤーヘッドで楽しんでおります。

当時、国内では、港区芝新橋にあった芙蓉貿易が総代理店となり輸入・販売していました。(後にはロータスやベスパを扱っていた東急商事が販売代理店となっています)。3輪はカブリオタイプの「KR200、デラックス型」と、ロードスタータイプの「KR201 ロードスター」の2種類が正規輸入されており(総数約150台)、ラジオはオプションで初期はBlau-punkt製、後期は国産のテンカーラジオが設定されていたようです。

俗に海外で言われているところのデラックスタイプとは、越下のモールが2層に分かれツートンとなっているものを指していたようです。国内向けのデラックスタイプとは内装等も若干異なっていたようで、国内へは正規輸入されていなかったようです。(ほんの数台は存在していたようですが、確かではありません。)

当時から乗り続けておられるオーナーさんは、ほぼ皆無(岡山では父から息子に受け継がれ、息子がレストアして乗っているという例はありますが…)ですので、当時の写真や資料は貴重です。ぜひぜひ紹介してくださいネ。

私のHPの以下のページにも、少しだけメッサーに関する資料等を紹介させて頂いておりますので、もし興味がおありでしたら覗いてみてくださいネ。
http://messer-schmitt.web.infoseek.co.jp/NewFiles/garage.html
by カオル (2006-12-02 02:03) 

Akira

カオルさん、貴サイトを拝見いたしました。驚きです。素晴らしいですね。
実は、購入時はおそらく1959年ぐらいであろうということで、私が生まれる前です。私が憶えているのは、KR200 Cabrio DX(輸出仕様)、車体色は白、車内色は赤でシートのサイドには蛇皮だったということ。ラジオはBlaupunktでした。ですから、カオルさんのおっしゃる国内に正規輸入されていないタイプだったのかも知れません。
写真を探していますので見つけ次第アップします。またその時にでも御教示いただければ有り難いです。
私が生まれた場所は東京の赤坂で、その後六本木に越しています。それまでメッサーシュミットと一緒でした。
メッサーシュミットが縁でカオルさんとお知り合いになれたことをとても嬉しく思います。
by Akira (2006-12-02 02:39) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0