メルクリン新製品 2007 [Maerklin-Allgemein]
昨晩のTRIX新製品パンフレットに続いて、いよいよメルクリンの新製品パンフレットもドイツの販売店サイトにアップされたので紹介したい。
http://www.modellbahn-west.de/
昨日記したが、ある程度TRIXと同じ様な製品ラインナップである。しかし、メルクリンファンの心をくすぐるモデルがTRIXにあることが両パンフレットを見れば理解出来る。その1つが282mmのDB TEE客車群である。TRIXがTEE Rheinpfeilとして単品でリリースするのに対し、メルクリンは、同名のセット+増結用単品2種でのリリースである。1両づつを良く見てみると、TRIXは昨日述べたようにAvuem111が丸屋根と切妻屋根の2種、またApuem121 は丸屋根であるのに対して、メルクリンはセット単品共に両車輛共切妻屋根である。要は、バリエーションが違うのである。当然車体番号も違うのであろうから、車両数の足りないファンには、嬉しいバリエーションである。結局総べて番号違いでのリリースのような感じである。そんな調子で、F-ZugのRheingoldや他の同形式モデルもメルクリンとTRIXが違うバージョンであるなら....。一ファンとしては、嬉しいながらも非常に困るのである。理由はもちろん経済的事情である。
昨年のUIC-X客車のような5種のラインナップのうち2種だけ同番号などということは避けて欲しいが、動力車でなければ、2線式でも3線式用の車輪に交換してくれる(逆も同じ)のだから、TRIXモデルは、もうメルクリンのプログラムと考えても良いのである。(これも逆も同様)
他に、レールバスを種車に架線保守車輛もmfxデジタルとピエゾモーターを利用したお得意のギミックでそそられるのである。
現在のドイツBaden-Wuertenberg州のSchwaben地方の人は昔から「ケチ」と言われて来た。これは悪いイメージであるが、実は商売が上手という意味の裏返しである。今回のメルクリンとTRIXのラインナップを見る限り、2線式ファンも3線式ファンも両方のモデルを喜んで買ってもらおうという彼等の商売の上手さが滲み出ているではないか。
このラインアップを見るとメルクリン社が自らを奮い立たせて闘っているようにも見えるが、自分にとっても、ここからは闘いである。
更新:2007-01-24 11:15
はじめまして。なも と申します。
こちらのAkiraさんのブログ、HPではいつも勉強させていたいております。
トラックバックさせていただきましたので、ご挨拶までに。
by なも (2007-01-24 16:26)
なもさん、はじめまして。
トラックバックありがとうございます。よろしくお願いします。
by Akira (2007-01-24 16:42)