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4177 DB Bcmk 255 / Ep.IV (750 Jahre Berlin) [Maerklin-Reisezugwagen]

一昨日紹介したモデルと同じ形式の簡易寝台車モデルである。しかし、これはカタログモデルではなく、俗に言う「Sonder Serie」、つまり販売店や企業などの依頼でごく少数生産されるモデルの一つである。よってこのモデルの番号は不明である。(Koll'sのSpezial katalogには載っているかもしれない)
実車については、もちろんこのような車輛はない...とほぼ断言出来よう。(証拠はないが)これは、Berlin市が市制750周年記念のとき製作されたものと考えて良いと思う。この時、メルクリンからは、Berlinに本拠を置くAEGの撮影用灰色塗装機関車3輛セット(3100)が1987年に限定製品としてリリースされているので、このモデルも同時期リリースであることにほぼ間違いないと思う。

このモデルは、私自身いつ何処で購入したのかはっきりした記憶がないのだが、おそらく渡独して間もない頃、1988年あたりに購入したと考えられる。当時私はBremenの語学学校に通ってドイツ語の勉強をしていたが、その語学学校で必ずBerlinへの泊まり旅行がある。その時ク−ダムの繁華街周辺の模型店巡りをしていたので、この時に購入したのかもしれない。

このモデルの特徴は、一昨日紹介した4092のボディにBcmkの印刷、サボには「Berlin 750周年」の印刷、そしてちょうど先のモデルのHapag-Lioyd Toursマークが印刷されている位置にBerlinとその姉妹都市?のワッペンが印刷された樹脂版が接着されている。
もしかして、先のモデルが余ったので、それを流用して前の印刷が見えない様に樹脂板を接着したのか?とも思える作りである。しかし、この樹脂板は強く接着されているので本当の所はわからない。

しかし、興味深い事実もある。上の画像と一昨日の同形式の同じ部分の画像を見比べて欲しい。そこにはDBマークと形式などが印刷されているのだが、形式や番号は全く同じである...にも関わらず、DBマークがネガポジで異なるのである。また裾部分に印刷されているHeimatbahnhof(車輛在籍地)の表記も同様にネガポジである。
よって、明らかに同じモデルからの流用ではないことが確認出来る訳であるが、一方で一昨日のモデルは2年間製造され、それも1年飛び越えてのリリースとなっているので、最初と次のロットで違う印刷が施されたのかもしれない。しかし、1輛しかない私のモデルからは、それ以上は憶測の域を出ないところが残念である。

と、言う訳で結局2輛しかない簡易寝台車(もどき)を、私はどうやっても編成できず箱にしまっておくしかない...というのが、今の状況である。単なるタンスの肥やし?


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