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Deutschlandreise (6) am 01 + 02. Apr. [Reise]

今回は2日分を1回で纏めようと思う。
午前10時にはSt.Wolfgangを後にし、景色の良い一般道を通って一路Salzburgに向かう。Salzburgは大きな都市とは言えないが、世界でも有名な町の一つである。理由は、旧市街全体が世界遺産に登録されていることもあるが、何と言ってもモーツァルト生誕の街であることに他ならない。

我々は、Salzburgに到着するとまずミラベル宮殿の庭園を散策したあと、街のランドマークともなっている山の上のBurgに登って見学をした。ここのBurgの歴史から牢獄、市内が一望に見渡せる展望台など多くの展示物と設備の見どころがあって観光にはお薦めのスポットである。Burgに行くためには、徒歩でも登れるが、1800年代から運行されているというケーブルカーで頂上に行く。当初は水の力でゴンドラを上下させていたらしいが、現在では電気で上下する普通のケーブルカーである。
上の画像は、Burgの頂上から市街を見たところ。

その反対側には雄大な山々を望む田園地帯である。


Burg見学が終わると、旧市街の散策である。上の画像はモ−ツァルト像。ここの前には、チョコレートのDEMELカフェがある。
ここから、しばらく小路を歩き有名なGetreidegasseに到着である。画像の黄色い建物は、説明する迄もないがモーツァルトの生家である。現在ではここはモーツァルテウムという研究機関の所有の博物館となっている。実は過去2度ほど来たことがあるのだが、昔とは展示方法が変更され興味深かった。



ここの生家の側には、Mozart Kugelnと呼ばれる球形のプラリネを売る店が多いのであるが、Getreidegasseからほど近いさらなる小路に入り込むと、銀色に包まれたMozart Kugelnが売られているKonditrei(お菓子屋さんカフェ)を見つけることができる。これはCarl Schatzという名前のお店で、量産されているMirabel社のMozart Kugelnとのホンモノ争いが繰り広げられたが、Carl SchatzのMozart Kugelnが最も古いと確認されたそうである。ただ、ここのMozart Kugelは、本店のこのお店かミラベル宮殿前の同店のどちらかでしか買えないので、奥まった場所や地味な店づくりも相まって、ここ本店でさえ観光客の出入りはさほど多くはなかった。(ここに大勢の観光客が押し寄せたらそれこそゆっくりと店内でカフェなど楽しめないのでこれで良いのかもしれない...)

画像は、左からCarl Schatz、Manner、Mirabelの3つのMozartプラリネである。Mirabel製プラリネは、オーストリアであれば、スーパーマーケットでも手に入る。我々もモーツァルトの生家の売店でこれを購入したのだが、後でスーパー(日本にも出店しているSPAR)に入った時見つけてがっかりしたのである。ここで個人的な感想なのだが、モーツァルト博物館などを運営しているモ−ツァルテウムのスポンサーの1つに、このMirabel社が名前を連ねている。よってここを訪れた見学者は迷いもなくMirabel社のプラリネをお土産にするであろう。いくらスポンサーとは言え..ちょっとフェアではない気がするのである。
ちなみに娘は、この3種類のプラリネのうち一番のお気に入りは四角いMannerのものである。理由は簡単。プラリネの中に入っているマジパン(アーモンドの粉からできる甘いヌガー)が好きではないからである。

Getreidegasseには、佇まいの地味な薬屋(Apoteke)がある。ここのファサードは素晴らしかった。ガラスの模様が、見事なJugendstil(ドイツ語でアール・ヌーボー)の柄なのである。思わず写真に収めた。

旧市街から川を隔ててミラベル宮殿の近く由緒あるホテルBristolの正面にモーツァルトが青年時代を過ごした家がある。ここには、モーツァルト家に残るチェンバロの数々や貴重な資料がいくつも展示されている。生家よりも満足感のある展示の印象である。また、ここではBurgにもあった説明を機械を耳に当てて日本語で聞くことによって理解できる仕組みである。これは説明を読むより良いアイデアであると思う。

青年の家一階にはMozart Cafeがある。ここで、目的の一つEinspenerを注文する。これは、生クリームを濃いめのコーヒーに載せたものであるが、グラスに入って出て来る。日本で言えばウィンナコーヒーであろうか。ドイツやオーストリアでウィンナコーヒーと注文しても、おそらく理解されないであろう。

画像の建物は、Festspielhausである。ここで、モーツァルト音楽祭や数々のコンサート会場となる建物である。我々がここを通りかかった時、綺麗な身なりをした紳士淑女が次々にこの建物に吸い込まれて行くのが見えた。警察官も出動して交通整理をしているほどである。我々にはシッシッ..と手でどけとジェスチャーをおくる...。後で知ったことだが、ちょうどこの日はザルツブルグイースター音楽祭が始まった日で、ラトル+ベルリンフィルの演奏だったそうで、このような状況になるのも無理はない。5月にはPfingstenコンサートとしてムーティの演奏があるだそうな...悔しいが家族旅行では諦めるしかない...。

やはり、折角なのでザルツブルグ駅に赴く。そこに居たのはTaurus、Rh1016である。最近の機関車では好きなデザインである。スピードも出るし...。

参考サイト:ザルツブルク(日本語)
http://jp.salzburg.info/

モ−ツァルテウム大学
http://www.moz.ac.at/

Festspiele Salzburg
http://www.salzburgfestival.at/pfingsten_start.php?lang=de


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