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Spielwarenmese 2008 (3) [Maerklin-Allgemein]

相変わらず時差ボケ起床が続いている。おかげでこうやって毎日ブログを更新できるのだが...。昨日のメッセは、何故か人の入りが良かった。メルクリンスタンドも大賑わいであり、巨大レイアウトのプレゼンテーションでは、黒山の人になった。そこをかき分け動画も撮ったりしたのだが、動画なので残念ながらここではお見せ出来ない。

さて、昨日大きな問題が発生してしまったのである。というのは、だんきちさんにお願いされたET420を撮影しようと思っていつものようにカメラを取り出し、電源を入れるとメモリースティックがないとの表示。開けてみると確かに挿入されていない。しかし、考えてみれば一緒に持って来たビデオカメラに静止画機能がついているので代用できる。

初日に撮影出来なかったTRIXモデルの撮影を行い、仕事を何とかこなしホテルに戻ってみると...メモリースティックが見つからないのである。確かに昨日はここでメモリースティックからパソコンに取り入れたので、部屋にあるはずなのであるが...。見つからないと今迄撮影した画像が全て失われてしまう...。(こんなことなら撮影した全ての画像をパソコンに取り込んでおくのだった...orz)

で、今日は仕方が無いので、昨日アップ出来なかった2枚の残りの画像と昨日撮影した静止画のみ以下に紹介したい。(16:9の画像がビデオの静止画機能で撮影したものである)
全てTRIX H0モデルである。


だんきちさんご希望のET420である。今回3両編成のPOPカラー(オレンジ)2種(モーター付きとダミー)と最新(V.Rot)2種の計4種のリリースとなった。TRIXは、今年からはっきりと独自路線を打ち出し、方向性としてフルスケール、ハイディテールなどより2線式の顧客のニーズに合わせたモデルを中心に展開するようになった。(まだ相当数のモデルはメルクリンと同じボディを使っているが..)
この420形はその典型的な例であろう。(元)Roewa社のOEMかと思う程今迄420形モデルがなかったのであるが、聞いたところではTRIX独自設計のモデルとのこと。(あんな古いモデルと一緒にしないでくれ..という様なリアクションであった..)画像はまだハンドマスターモデルなので何とも言えないが、連結部分が導電タイプなので、そのあたりの処理さえ上手にやれば、非常に良い出来と言えるであろう。






メッセ初日にようやく届いた2階建て客車である。3種のモデルで1955年仕様の鉄青色と1956年以降の濃緑色の2バージョンいずれもEp.III、計6種のリリースである。(画像では色が判断しにくい..)
HERISのモデルとの違いは全長で、こちらは実車が26.4mとのこと。よってフルスケールである同車は303mmである。
鉄青色は、2/3等合造、3等、厨房+食堂室付き2/3等合造の3種となっている。1955年仕様なので2/3等は現在の1/2等にあたる。厨房は下階部分にあり、一緒にいた実車に詳しいS氏から聞いたところではTEE瘤付き食堂車(WR131)の祖先にあたるらしい。厨房+食堂室付き客車は、ドア上部に小さなMITROPA時代からの赤い「DSG」マークが印刷され、アクセントとなっている。濃緑色の方は、厨房+食堂室部分は廃止されたので、そこに座席がある。


以前からのTRIXテーマの一つである「Vom Erz zum Stahl」(ルール地方の鋳鉄精錬?)のジオラマである。
貨車も色々と新しいものがリリースされているが、それらはほとんど塗装違いなどであり、今回の目玉は何と言っても巨大な精錬施設であろう。画像を見てもらえば分かるが、H0スケールであの大きさである。溶鉱炉付き貨車積載施設の他、ブラント、ガスタンク、煙突の4種がそれにあたり、全てプラモデルである。最も巨大な溶鉱炉施設は、840mm(幅)x535mm(長さ)x820mm(高さ)である。これを作って置けるスペースが日本のレイアウトに存在するのであろうか?とにかく存在自体に圧倒される。(H0モデルが小さく見える)

ここまでがその全てである。

メッセは午後6時に閉場である。その後ゆっくりと帰り支度をして三々五々ホテルに戻ったり遊びに行ったりするのだが、私は昨日再会を果たしたEisenbahn RomantikのカメラマンS氏やv. Ortloff氏とBEMOスタンドへ行って昨年同様ワインをごちそうになる。BEMOは小さい会社なのでスタッフのみなさんは和気あいあいである。メッセ中は閉場後毎晩ワイン会をしている。(羨ましいかぎりである)

明日は帰国である。私にとって最終日のメッセを存分に楽しみたい。 
でもその前にメモリースティックを見つけなければ....。


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コメント 8

kids

Akiraさま
トリックスのジオラマ、すごいですね。
このようにウェザリングされたジオラマを見ると本当に固定レイアウト欲しくなります。
最後にメモリー見つかると良いですね。
by kids (2008-02-09 13:16) 

東西急行

Akira様、東西急行です。
今次大戦後独逸で製造された二階建て客車については予
てより興味深く思っておりましたが、この度御紹介下さいまし
た車輛は古めかしい丸い屋根とUIC-Xの先駆けとなった長
車体(26400mm級、日本の新幹線車輛をも上回る)が有
する斬新性が同居しており、1/160者の私にも意義深いもの
と存じます(悔しいですが半分死んだ様な車体をひっかき集
めて運用していた同時代の日本とは雲泥の差です)。その上
食堂付きともなれば現用のSBB-INTERCITY2000を半世
紀先取りした驚異の車輛とも言えます。
附記:「1955年当時の2/3等は現在の1/2等」と言うこ
とは、欧州諸国でも一等の廃止、二等三等の自動昇格が
有ったと考えるべきでしょうか(手持ちの古書「写真で楽しむヨ
ーロッパの鉄道第三集」に同様の記述が有りました)。
ワゴンリの寝台車、Pullmann座席車が特等扱いであったこと
は想像に難くないですが、各国鉄道の一等迄消されるとは
考えにくく思います(幾ら戦災を蒙っても日本の転落激貧乏
よりはましだったでしょうから)。
by 東西急行 (2008-02-09 13:19) 

Akira

Kidsさん
毎回レスをありがとうございます。
固定レイアウトは私の夢でもあります。夢を夢で終わらせないためにどうすれば良いかを帰国後に具体的に考えようと思います。でもさすがに製錬所はできません...。
by Akira (2008-02-09 13:22) 

BOAC VC10

連日レポートお疲れさまです。毎日メロメロですう。
TRIXの420新金型とのことですが、車長があまり長くないので、
そのままメルクリンでも発売可ではないでしょうか?
二階建て客車もやはり長い方でしたね。

24やLumilla、見た目は185やヘラクレスみたいな安物感が無さそうですね。
最近の繊細なモデルの取り扱いが気になる人間には充分かも。
64と24との値段の差は、中身(電気物)が大きいのでしょうね。
最後の一日も楽しんできてくださいね。
by BOAC VC10 (2008-02-09 17:57) 

だんきち

ホントありがとうございます。新規金型のオリジナルなんですね。なおのこと楽しみです。Verkehrsrotだけにする気でしたが、Orangeもかおっかなー。

それにしてもメモリースティックは見つかりましたでしょうか?
こればかりは無事を祈るのみです。
by だんきち (2008-02-09 20:50) 

Akira

みなさん、メモリースティック紛失をご心配いただきありがとうございました。私のメッセ最終日はアポも多く、中々他社モデルの撮影もままならず、ちょっと消化不良気味でもありますが、取りあえず可能な限り帰国後も更新してゆきたいと思います。

>東西急行さん。
毎回レスをいただきありがとうございます。
1955年にドイツ(他欧州諸国も?)では、3等級制から2等級制に改められ、3等が2等に、2等と1等が1等の扱いとなりました。

>BOAC VC10さん
メルクリンの技術の人に420形の集電シュー取り付けの可能性について尋ねたのですが、おそらく可能という答えを頂きました。彼も詳細を把握していなかった様です。(担当外?)
BR24やLumillaなどは以前の廉価モデルとは明らかに違います。ハンドマスターモデルを見る限り、外観は通常製品となんら違いは見つけられません。

>だんきちさん。
ご心配いただきました。420形モデルは個人的に馴染みがあるためかPopカラーの方が私の好みです♪
by Akira (2008-02-10 15:11) 

T-Zug

Akiraさま、出張お疲れ様でした。51serieの2階建て客車はHOBBYTRAINからも各バージョンがフルスケールで発売されてますけどそれとは別物なのですか?この様なマイナーな車種(3車種各1両製造)をダブって開発するのは実にもったいない感じですよね。282mmシリーズであったなら意味を感じるのに残念です。食堂合造車は残念ながらEpocheⅣ前に座席車に改造されてしまったようですね。 
by T-Zug (2008-02-11 00:19) 

Akira

Hobbytrainのモデルについてはよく知らないのですが、TRIX専用モデルなのでフルスケールです。もしダブっているのなら勿体ないですが、TRIXからのリリースで「安心」と思われる人も少なくないかもしれません。
by Akira (2008-02-11 20:51) 

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