P4592 DB(P) Ichqrs 377（Ritter SPORT） / Ep.IV

このブログからもリンクをはらせて頂いているおもこちさんのブログにチョコレートメーカーの新しい「Ritter Sport」の冷蔵貨車モデルが紹介されていた。そこで私もだいぶ昔に購入した同社のIchqrs 377形冷蔵貨車のモデル（P4592）を紹介してみたい。

このモデルは、製品番号の最初に「P」がつく「Primex」ブランドのモデルである。とは言っても「Primex」はメルクリンのセカンドブランドであったため、製品そのものはメルクリンモデルと同じである。元々、メルクリン製品は、模型店や百貨店の模型売場などで流通され、スーパーマーケットやトイザらスなどの量販玩具店などで「Primex」モデルがメルクリンモデルの廉価版として売られていた。（現在はPrimexブランドは消滅）

四角いチョコレートの「Ritter SPORT」は、その形だけでインパクトがあり、ドイツではFererroやMilkaなどと同様にどこでも手に入るメジャーなチョコレートブランドの１つである。もちろん日本でもSony Plazaなどで手に入れる事ができるが、やはりお値段が高めなのが辛いところである。種類が豊富なこともあってもちろん私も大好きなチョコレートメーカーの１つである。



さて、この冷蔵車はメルクリンの4415がベースである。Primexからリリースされている冷蔵貨車モデルは両車端の梯子が省略されているのが普通であるのだが、何故かこのモデルだけは、この梯子もメッキされて付いており、かつメルクリンモデルでも通常は無塗装の台枠部分のステップやボディ中央のドアも塗装されている。車体色はRitter SPORTの紺色で中々良い色合いである。企業ロゴなどは、メルクリンと同水準で印刷されており、「Primex」ブランドでなくても良いほどである。リリースは1988年となっているので、おそらくドイツで購入した１台だと思うが記憶が定かでない．．．．。

この実車であるが、もちろん同形のプロトタイプは実在すると思うが、同じ私有貨車としてRitter SPORTの輸送のための実車があるかどうかは極めて疑問である。
ただ、このような大きな企業広告の出ている貨車自体は実在しない訳ではないので、絶対にないとも言い切れないのである。まぁ、広告貨車のグラフィック自体はヨーロッパのものは優れたデザインも少なくないし、レイアウトに数両このような貨車が居ても違和感無く溶け込むのであれば、コレクションとしても、また走らせる目的でも、あれば楽しいのである。

参考サイト：Alfred Ritter GmbH & Co. KG
http://www.ritter-sport.com/index_flash.html

タグ：DB Ep.IV Primex Werbewagen Kuehlwagen Ritter

コメント 2

ＫＤＢです。ここへは大変久しぶりに来ました。この貨車ですが、Primexブランドにしては手が込んでいますね。金色のステップは走らせるというよりコレクション向けなのでしょうか？ところでPrimexですが、今もブランドとして残っているのでしょうか？かっては本家の絶版品を簡略ながら再販してくれて、楽しみだったのですが。とくに８０年代のPrimex版の０１や２３など、本家版より仕上げがきれいで、デルタデコーダを載せて今も気に入りなのです。
by KDB (2008-06-20 22:35) 

KDBさん、Spielkisteではお久しぶりです。
私も改めてこのモデルを見てから以外に手の込んだモデルと再認識しました。左右両端のステップは、金色ではなく銀色にメッキが施されています。とはいえ、車体の広告も含めてコレクターズアイテムとは言い難いです。これは１年だけのリリースですが、同形の赤色塗装バージョン（P4543）が３年間リリースされており、価格的にも標準的な感じです。
Primexは、メルクリンのセカンドブランドでしたが、今はもう無くなってしまったようですね。末期には、ブランドを残すために２４形機関車などリリースしたのを憶えていますが、ある意味残念な気もします。
by Akira (2008-06-21 08:08)