SSブログ

84693 DB Märklin Magazin-Jahreswagen 1992 / Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]

b6656.JPG

1992年のMärklin Magazin-Jahreswagen(84693)である。この年から単に貨車にMMブルーを施しただけのものではなくなり、MM誌が紙媒体の印刷物であることを意識したモデルになり、実際に手に取ったユーザーは、思わずニヤリとなるウイットがモデルに込められているのである。

b6660.JPG

私も、1990年から始まったこのMM貨車シリーズが3年めになり、やや飽きもき始めていた頃である。このモデルを見て、MMブルーの美しい色使いはいつものことながら、なぜTeleskop貨車なのかということが疑問になり、箱を開けてみると通常の金属製ロール鉄板モデルの代わりに紙製のロールが入っていて「なるほど!」と納得したのである。

b6657.JPG
b6658.JPG

では、モデルであるが、もちろんファンタジーモデルであることは言う迄もないが、DB車籍の車両として形式や車両番号迄設定されている。Shimmns 708 は、その形式でDBマークは、既に民営化された時期にも関わらずEp.IVの仕様であるのは、その方が読者(ユーザー)に馴染みが深いからだろうか。
メルクリンのTeleskopwagenは3段引戸でスライド開閉が可能であることは、以前SBB仕様の同形モデルで触れた通りである。ロールを固定するため4カ所に爪があり、それで抑えると走らせた時に貨車の中でロールが暴れることはない。塗装、レタリング共90年代の水準を保っており、このあたりは好感の持てる部分である。少し残念なのは、ワイヤー抑えが黄色に塗装されていないこととハンドブレーキのハンドルが一体成形で、ここにも塗装があればより良いように思う...が当時の水準ではここまでが限界なのかも知れない。

b6659.JPG

このモデルを境にMM-Jahreswagenは毎年新しいアイデアをモデルに詰め込んでリリースされるのだが、残念なことに翌年の1993年のモデルは、予約を入れたにも関わらず品切れとなり、とうとう私の手には入れることが出来なかったのが少し悔しいのである。おそらく、この年からのアイデアに、MM-Jahreswagenをゲットするファンが増えたのではないか...というのが、93年モデルが品薄になった原因ではないかと推測するのである。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0