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4415 (87011) Ichqrs 377 "Löwenbräu" / DB(P) Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]

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もうこのブログで何回この夏に書いたことだろう。それは「暑い日が続いている」ということ。そんな日は、ビール貨車モデルの紹介を更新するに限る。先日記したLöwenbräuのビール貨車は、メルクリンの純正仕様でないモデルであったが、今回はちゃんと純正の仕様のモデルを紹介したい。

私が日本で大学生であった1980年代の半ばに、それまでせいぜいアメリカのBudweiser社ぐらいしか市場になかった輸入ビール市場で、かつ(今でも?)国産ビール主体であったところに、日本のどこだかのビール会社がLöwenbräuを輸入だかライセンス生産だかを始め、ドイツのこのLöwenbräuビールが参入したきたのを憶えている。その時のTVCFは今でも断片的に憶えている。ドイツのアウトバーン(だったか?)を疾走するバイク(BMW?)の運転席からの前方を見た映像がとても新鮮に映ったのだ。その時流れたBGMもドイツっぽい感じがして、私のドイツへの憧れがますます強くなったのである。

おそらくその後購入したであろうこのモデルは、当時のLöwenbräuのラベル色の水色と同じ車体色に金獅子のマークとLöwenbräuの文字、そしてその下には「Ein Bier wie Bayern」(バイエルンと言う名のビール)のキャッチフレーズが踊る。やはりBayernは、その抜けるような空の青と雲の白の2つの色がぴったりである。

Löwenbräuの歴史は何と14世紀に遡る。1383年に醸造を開始。1746/47年にはMaria Theresisの証文を受けミュンヘン市のビール会社としての公式の地位を獲得する。現在ではミュンヘンで最も歴史のあるビール会社として世界に名を轟かせ、もちろんあのOktoberfestには、大きなテントを複数設営し、ミュンヘンのビール文化の一端を担う存在であることは間違いなかろう。
私は訪れたことがないが、Löwenbräuの醸造所の前にはお約束の直営レストランがあり、できたてのビールを味わうことが可能である。
醸造所とビアレストランの詳しいことは以下のサイトにあるので、興味のある方はご参照の程。

http://homepage3.nifty.com/bier2000/Japanisch/muenchen/loewenbraeu.html


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さて、このモデルは、前にも記したがメルクリン純正のビール貨車(87011)である。独特で特徴的な青い車体に珍しく屋根には黒色塗装が施されている。通常のビール貨車モデルの屋根は銀色なのだが、LöwenbräuのCIと合わなかったのか黒色なのが目立つのだが、この黒はボディの青を一層美しく引き立てる役割を担っているように感じる。そのあたり青色を大切にするBayernの会社らしい計らいなのだと思うのである。
おそらく、このビール貨車も実車はないものと思う。しかし、この色使いとレイアウトは日本では見られないグラフィックであり、オリジナルがないにしても手放したくないモデルの1台である。

参考サイト:Löwenbräu AG
http://www.loewenbraeu.com/

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kumaことDaisaku

自分のブログを更新して、さて…とSpielkisteを開いたのが運のつき。
5秒後には冷蔵庫を開けて、おんなじ水色をした缶を取り出していました。涼風のように喉を駆け抜ける、冷えたビールの心地よい感触!ああ、美味い!!

ともあれ、これも奇麗な貨車ですね。確かに黒の屋根が全体の雰囲気を引き締めています。Loewenbraeuの色として水色の他にもう一色使うならば金色かもしれませんが、それを屋根に塗ったら軽い雰囲気になりそうです。一般的な銀はあわないでしょうし、ここはやはり黒で良いのでしょう。ただ、熱を吸収してしまう黒色が実車の冷蔵貨車の屋根に使われることはなかったでしょうね(ここまで書いて、日本のレ2900の黒い屋根を思い出しました…天井に氷箱があるのに大丈夫だったのでしょうか)。

一気にひと缶あけてしまったので、気持ちよく酔いが回ってきました…夕暮れの空でも撮りながら、酔い覚ましの散歩に出かけるとしましょうか。

by kumaことDaisaku (2008-08-16 17:16) 

Akira

いいですねぇ。冷蔵庫を開けたらそこのLoewenbraeuのビールがあるなんて...。
屋根の黒は、ファンタジーならではの色故かも知れませんね。冷蔵貨車に黒い屋根はやはり....。
by Akira (2008-08-16 19:45) 

@ADM

結構精巧に作られてるんですねー
by @ADM (2008-08-17 02:40) 

kumaことDaisaku

もちろん常備している訳では…。金曜の夜に、駅前の百貨店で買って帰ったところでした。家内と飲もうと思っていたところ、たまたま今日家内の外出中にSpielkisteを見て、書いた通りについ一人で開けてしまって…あとはご想像にお任せします。

気になって調べてみると、国鉄形の冷蔵車、特に2軸の各型には黒屋根が多いです。なにか理由があったのでしょうか。ヨーロッパ型はだいたい銀か白ですね。
by kumaことDaisaku (2008-08-17 05:58) 

Akira

>@ADMさん
Spielkisteにようこそ。
精巧さで言えば、これらのモデルは古いですし簡単な作りのほうですから、最新のモデルの方が精密にできています。

>kumaさん
えっ、と言うことは奥様に内緒でやってしまったのですね〜。というか、奥様が帰宅した時にはkumaさんはデキ上がってしまっていた...ということ?...これ以上は考えないようにします..。(^^;

国鉄形の貨車は総じて黒が多いですね。これは、当時の牽引機の多くが蒸気機関車だったことが要因なのかも知れませんね。
by Akira (2008-08-17 09:10) 

klaviermusik-koba

これはLöwenbräuの貨車の中でも秀逸ですね。私はカタログでは多分見過ごし、買い損ねたのですが何年ごろの製品なのでしょうか。
by klaviermusik-koba (2008-08-17 12:35) 

Akira

これは、残念ながらカタログモデルではありません。ですからどこでも買えると言う訳ではなく、たまたま見つけたので購入しました。これが、Loewenbraeu AGの発注した販促品なのか、ミュンヘンあたりの模型店がマニア向けに作らせたものなのかは?です。
これらモデルが、整理されて掲載されている本がKoll's Spezialkatalogなのですが、このモデルは、87011という番号で整理されています。これはKoll's独自の番号のようで、最初の2桁が年号なので1987年にリリースされた11番めのモデルという区分けです。
by Akira (2008-08-17 12:55) 

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