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4765 SJ 4765 Lgjs / Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]

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昨日のコンテナ貨車に続き今日もコンテナ貨車を紹介したい。このモデル(4765)は、日本で購入したことは憶えているが、詳細は失念してしまった。おそらく、自動車メーカーのVolvo社のコンテナ積載が購入動機だったのであろう。当時は、Volvoがスウェーデンの自動車であることぐらいは知っていたが、コンテナを積載している貨車もSJ車籍であることは理解していなかったように思う。今になって貨車を見ると明るい茶色塗装なのでDBではないことは一目瞭然である。Volvo社については、私が説明しなくても良いと思うので省く。

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さて、このモデルは1986年にスウェーデン向けにリリースされ、翌年の87年に全世界向けに改めてリリースされたとKoll'sには記されている。いわゆるエキスポートモデルにあたるのであろう。シルバーのコンテナに青帯に白文字の「VOLVO」ロゴは、いわゆる当時のオシャレというより頑丈なイメージそのものである。少し残念なのは、この2つのコンテナの表記が同じであること。今なら間違いなく違う表記で印刷されているに違いない。もっとも当時は、ユーザーもそこまで細かく見ていなかったというのが本当のところであろうか。逆に言えば、今は細かなことに少々神経質すぎるのかも知れない。

ところで、この貨車の塗装の茶色は、北欧の独特の色使いを感じるのである。大抵茶色というのは地味な色の代名詞のようであるが、北欧のそれは実に微妙な色調の変化で品の良い色合いを見極めているように思う。これはお隣のデンマークでもそうであるが、赤から赤茶色にかけての色調の衣服や製品を見るたびに感じることである。これはおそらく緯度からくる色の見え方と関係しているかも知れない。また伝統的な家屋の壁の色からもそれを感じることができる。おそらく長い年月をかけて育んできた彼らの感性がそうさせるのだと思うが、それが貨車の色としても活用されるのは、やはり大陸は広いということと、地域に根付いた人々の感性を大切にする国民性を感じずにはいられないのである。

参考サイト:Volvo
http://www.volvo.com/

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コメント 2

T-Zug

こんにちはAkiraさん、私はこの4765は持っていませんが、4673(SJのCOOP)があります。コンテナの積み替えで車号表記は4765と同じようです。70年代後半のJouefの仏国鉄の貨車で下回りが茶色の物を持っていますが、最初見た時は模型で色分けをするのが面倒なので車体と同色にしたのだろう位にしか思っていませんでした。その後現在はDBAGも茶色になってしまいましたね。(私としては下回りが茶色なのは最初からサビてるみたいで好みではないです。やはり下回りは黒か灰色でしょう)
by T-Zug (2008-09-20 16:14) 

Akira

貨車の塗装は、その国の鉄道会社のCIに基づいています。同じ茶色でも鉄道会社によって様々ですし、その国で見た時の印象と言うのはまた違うものです。SJは昔は客車のボディも茶色でしたが、その色合いは北欧らしい暖かな色合いでとても好みです。見え方が違うのは緯度の関係で陽の光の強さなどで変わるものです。
by Akira (2008-09-20 17:34) 

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