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CS1のゆくえ [Maerklin-Zubehoer]

一昨日の突然のESU社からの公表は衝撃的であった。メルクリンからは、おなじく一昨日からCS2のリリースが開始され、ebay.deなどオークションサイトでも早速出品が確認されている最中、CS1のアップデート(V.3.0.0)をESU社が行うというニュースが届いたのである。

しかし、これには条件がある。まず、CS1が最新のV.2.0.4でなければならないこと。もちろんmfx/mac IDのシールが貼付されていることの他、ハードとソフトの両方のアップデートをESU社において行うので、ESU社には(ESUの)取り扱い販売店を通して送る必要があるのである。そしてそれはもちろん有償となる。
内容は、現在の2.8Aから4Aへの出力増強(90VAのトランスが添付)、従来の(mfxを含む)モトローラ方式の他、SelectrixやDCCのサポート、タッチペンの添付、mfxの28ステップ制御、転車台制御、数々のソフトウエアの充実など、ほぼ同時に行われるであろう同社のECoSと同じ内容となるようである。
これにより、アップデート後の保証は、メルクリンではなくESU社となる。

アップデート内容とのコストパフォーマンスを考えれば、現在CS1を持っているユーザーには、このESU社の出した方針は魅力的に見える。しかし、少し時間をおいて考えると、特に日本のユーザーには気になる点が出てくるのである。まず、ESU社にどうやって送るのであろうか。ESU社と販売提携している販売店があるのであろうか。それがない場合(またはあっても販売店が受け入れなかった場合)、どこか他国の販売店に送るしかない。そして、それは、アフターサービスも同様である。90VAトランス対応の電源の問題もある。また、CS2を導入した場合、CS1と接続も可能となるが、ESUでアップデートされたCS1(CS1/ESU)は接続できるのか?CS1/ESUで制御した機関車のデコーダーが不具合を起こしたときの保証の先はどこになるのかなど、不安な点も数々あろう。

CS2がリリースとなった現在、今後のメルクリンによるCS1のアップデートの可能性が不透明である以上、ESU社のサポート継続は、1つの選択肢が増えた故、歓迎すべきとは思うのであるが、ESUの販売店で個人輸入をされているユーザー以外では、中々踏み込めないアップデートになるような気がするのである。

参考サイト:"Quo vadis, central station(R)? / ESU
http://www.esu.eu/index.php?id=378

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コメント 2

300B

こんにちは

某枚方を除いて、日本の販売店はデジタルサポートなんて期待できなかったわけですから、そこで購入された方はこの情報にも接していないかもしれませんね(^^)

個人輸入組はさっさと馴染みのドイツの販売店へ送るでしょうし、自然と落ち着くところへ落ち着くのではないでしょうか。それほど混乱は無いのでは?と思います。
by 300B (2008-10-01 15:24) 

Akira

いや、このブログをご覧になっているメルクリン販売店の方は1人や2人ではなさそうな...。

私自身のことを言えば、SxやDCCは不要です。CS1をV.3.0にすると出力アップは歓迎ですが、CS2と接続できない場合やCS1が必要な(初期?)MSのデータベースのアップデートが可能なのか? そのあたりがはっきりしないと判断ができないです。
例えば、メルクリンとBEMO(H0m)の両方を同じレイアウトで運転してるユーザーさんは、良いかもですね。(但しBEMOがDCCであることが条件ですが...)
by Akira (2008-10-01 16:03) 

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