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Erster Adventtag / Schmidtのレープクーヘン [グルメ]

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12月ももう目の前である。そして今日はクリスマスから4週前の日曜日。つまりアドヴェントの最初の日である。これを第1アドヴェントと呼んでるのだが、ドイツを初めとするキリスト教文化圏では、各地にクリスマス市が立ち、クリスマス真っただ中という雰囲気である。特にバイエルン地方がそうであるように思うのだが、この時期はどこの家庭でも常にレーブクーヘン(Lebkuchen)が食卓に置かれ、子供も大人も大好きな、このちょっと堅くて香り高い伝統的な甘いお菓子を紅茶と共にいただくのである。

我が家でも、ようやくニュルンベルクのレーブクーヘンの老舗であるSchmidtから大きな段ボールでレープクーヘンなどの詰め合わせが届いた。届いたその日から我が家の(中学生にもなる)子供達は大喜びで、クリスマス迄の日々、このお菓子を絶やさないように大切にいただくのである。(ドイツではどこでも..と言っても良いくらい様々なレープクーヘンが、街の至る所で買えるのだが、ここ日本(特に私の居る街)では中々難しいのである)

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Schmidtからは、毎年レープクーヘンを購入しているので、今年も事前に国際郵便でカタログが届く。何しろ歴史の古いお菓子ゆえ、毎年同じものを注文するのであるが、Schmidt社も毎年入れ物のデザインを変えてみたり、詰め合わせの種類を変えてみたりと、販売の工夫は怠らない。
そこで、この画像の缶入りレープクーヘンなのだが、カタログ写真を見て思わず注文確定してしまったのである。丸形のレープクーヘンが入ったこの缶のデザインは、ニュルンベルクの街中に立つ広告塔(実はこれ電線地中化のための変電設備である)がモチーフで、そこに貼られた1950年代であろうか...のポスターが印刷されたものである。日本でも馴染みのあるブランドのNIVEAやニュルンベルクのマイスタージンガーの演奏会などのポスターが見える。そしてなんと、どこかで見たV200.0の絵があるではないか。そうこのポスターの絵は当時のメルクリンのものである。

実は、この缶入りのレープクーヘンは既にここにはない。何故ならお歳暮ではないが、お世話になった方に贈ったものであるからである。しかし、このレープクーヘンは中々のくせ者で、ドイツ滞在時に知り合いなど幾つか日本に贈ったことがあるのであるが、どこからも良いリアクションをいただけない。
やはり日本人の口には合わないのか?いや、私も私の家族も立派な日本人である。そしてレープクーヘンを美味しくいただいているのである...う〜ん。

参考サイト:Lebkuchen Schmidt
http://ww2.lebkuchen-schmidt.com/index.php

タグ:Lebkuchen
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コメント 6

LICHTHOF(hikari)

もうAdventなのですね、ほんと一年が速いですね。
私はこの時期になるとデパ地下でStollenを買い求めて、
ちまちまと食べています。
Lebkuchenは試したことがないですが、日本人好みではないのですか…
by LICHTHOF(hikari) (2008-11-30 11:07) 

Akira

こんにちは、LICHTHOFさん。

本当に早いですね。まだ食べていませんが、Stollenももちろんアドヴェントにはいただくつもりです。少〜しアマレットなど振りかけて食べるとまた香りが広がって美味しいですね。

Lebkuchenは、それゆえに日本ではあまり売られていないと思っています。今日もいただきましたが、それはもう、美味しくて美味しくて...と思っているのは、我が家くらいとう気がしています。
by Akira (2008-11-30 16:23) 

HUH

昨年、シュミットでLebkuchenをまとめ買いし、お土産にしました。職場では一人だけ大喜びで食べてくれましたが、他は微妙な反応。察するに、独特の香りが日本人好みではないのかもしれませんね。
私は甘い物自体あまり興味がなく、ドイツに行くたびに、立派なお腹をしたおじさんたちが、これまた大きなケーキを歩きながら頬張る姿に圧倒されている次第。Lebkuchenは特別嫌いではないですが、といって特別食べたいわけでもなく、といったところです。ただ、まとめ買いのおかげか、おまけの人形までくれたシュミットの印象は極めて良いです。
次回の旅行の際にはAkiraさんご一家にはLebkuchen、他の方には別のものを、というのが良いかな。
by HUH (2008-11-30 23:33) 

Akira

Lebkuchenが好まれないのは、いわゆる一般的な日本人の持つ西洋菓子のイメージとはほど遠い香りや食感が起因しているのでしょうね。
私や家族は、あの食感と香りは、ドイツでのクリスマスシーズンを思い出します。仰る通り家族にはLebkuchen、他の方には別のお菓子が良いかも知れません。それが例えドイツらしくなくても...。
by Akira (2008-12-01 00:25) 

N

お菓子のお話の場で変なことを言い出すようですが、メルクリンののV200の絵がいいですね。60年代のリレーの手応えがよみがえるような、あの時代にメルクリンで遊べていたらどんなに幸福だったか、なんて事を思います。デジタルのギミックで方向を変えるときにライトがピカッと光るとか、一瞬車体が動くとかどうですかね。案外受けたりして。あの時代のポスターや表紙の絵を集めた画集を150周年記念で出してくれるとかしたらうれしいなと思います。
by N (2008-12-02 23:43) 

Akira

私も60年代から70年代に掛けてのV200.0は、憧れの1台でしたが、当時の私にはとても手にすることなどできようもなく...。せいぜいカタログの写真や販売店のショーケースを眺めるのせいぜいでした。当時はもしかしたらメルクリンがようやく一般の人にも手に届くところ迄来た、ある意味メルクリンにとっても黄金時代だったのかも知れません。
来年の150周年では、そんな時代の憧れていた何か...に期待したいですね。
by Akira (2008-12-03 00:46) 

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