43810 AB4nb-59 / DB Ep.III [Maerklin-Reisezugwagen]
今回手元に届いたSilverlingeは、全部で3両である。内訳は一昨日触れたメルクリンの2等車モデルが1両と今日紹介するメルクリン(43810)及びTRIX(T23406)の1/2等合造車モデルが各1両である。
モデルの出来については、2等車モデルと同様、282mmの長い車体を活かした実車に限りなく近づいた均整の取れたプロポーション、塗装色、繊細な表記の印刷など非常に良く出来ている。このモデルの特徴である、出入口に挟まれた中央部分の窓5枚分が6人用1等区分室となっていることと、外観では中央の1等部分の窓と屋根の境目に1等を示す黄色い等級帯が印刷されていることである。
細かなディテールについては、2等車モデル同様画像をご覧になって、モデルの出来をご自分の目で確かめて頂ければと思う。
▲ トイレ側車端部分である。屋根から台車に掛けての印象は、実車そのものである。褒め過ぎかも知れないが、それほど27cmモデルから品質感が向上している。
▲ モデルの室内は、出入口ドア左右の2等部分は開放室で実車同様エンジ色、中央の区分室部分はグレーになっている。実車の座席もグレーであるが、モデルがやや濃い印象である。期待していた1等部分の側廊下と区分室の仕切は、座席と同色の樹脂製仕切でガラス部分は空洞である。27cmモデルの仕切が透明樹脂板に印刷で表現されていたのに対して、繊細さが欠ける印象である。(これはUIC-X客車やTEE客車の区分室部分にも言える残念な部分である。)ただ、1等と2等の座席の色を変えてあるのは、評価できる。
▲ メルクリンモデルの車体番号は31 028 Stgである。モデルの実車は、1960年から製造が開始されたAB4nb-59形である。手元の資料では、同車はBremenのHansa-Waggonfabrik GmbHの製造で、Ep.IV時代にはABnb703形に形式表記変更、1994年1月25日からはリニューアルを受け、ABn417形に形式変更されている。
▲ TRIXの同形モデルは、車体番号表記以外の違いはない。(他に車輪が2線式である)モデルの車体番号は、31 628 Stgである。実車は、1964年にHansa-Waggonfabrik GmbHで製造。1966年9月1日からEp.IV表記に変更となり、ABnb703形に。1995年12月5日にはリニューアル改造を受け、ABn417形に形式変更されている。
まだ、手元に全てが揃っていないSilverlingeであるが、特に制御客車(BD4nf-59)のリリースが待たれる。このモデルの登場で、かねてから試してみたかった蒸気機関車によるプッシュプル列車を試すことが可能であるからである。
その前に、23形などプッシュプル対応機関車の用意が先かも知れない。そしてCSのプッシュプル自動制御と地上設備、何よりレイアウトが必要である。
参考サイト:
Nahverkehrswagen (H0 - Art.Nr. 43810) /ドイツ・メルクリンサイト(独語)
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=43810&search=1&era=0&gaugechoice=0&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html
Nahverkehrswagen. (H0 - Art.Nr. T23406) / ドイツ・TRIXサイト(独語)
http://www.trix-online.de/produkte/frontend/index.php?page=detail&detail&sCountryCode=de&start=130&nr=23406&stichwort=&baureihe=&spur=&gruppe=&untergruppe=&epoche=&merkmale=&show=detail&iNeuheitenKatalogID=760&sNeuheitenSpur=&fromSLIMSITE=&wishednumber=
参考文献:"WAGEN" Das Archiv der deutschen Reisezug- und Guerterwagen GeraNova Zeitschriftverlag GmbH Muenchen
コメント 0