4440 (87731) Zekk 810 "Friesche Vlag" / NS(P) Ep.IV

久しぶりにタンク貨車モデルの紹介をしたい。この美しい塗装のタンク貨車は、私の手元にある貨車の中でも１、２を争う程の美しいグラフィックだと思う。このタンク貨車モデルはオランダの乳製品会社であるFriesche Vlag社の乳製品輸送貨車であるように思う。

どうやらこのメーカーは、オランダでは有名なメーカーであると推察出来る。と言うのも同社のウエブサイトでは創業年を見つけることができなかったが、社章である旗のマークの変遷を見つけることができ、また社名でGoogle検索を掛けると、幾つかのYouTube映像が引っかかるのだが、同社のTVCF映像がある他、最近流行の直接YouTubeのチャンネルを持っている。Friesche Vlag社では、イタリアンカフェのバリエーションとバリスタテクニックを幾つも紹介している。とても興味深いので私も試してみたくなる程である。

[World of Latte / YouTube]
http://www.youtube.com/user/worldoflatte



さて、モデルはいつものタンク貨車同様4440ベースのモデル（Koll's 87731）であるが、凝ったデザインの社旗を中心にしたロゴマークとコーポレートカラーの空色が美しい。Koll'sの価格本によれば、1987年に500両のみのリリースで、同年同形他モデルと比較すると高値に記されている。
さて、Friesche Vlagは、どうやら社名ではなく乳製品のブランド名のようである。Friesche Vlagは、オランダ北方の「フリースランドの旗」の意である。社名はFriesland Corperative Companyというのが車両左にある銘板に印刷されている。通常広告貨車は、このあたりの記述がいい加減でどれも同じであることが多いのだが、このモデルについては、オリジナルで実車にもありそうである。つまり、モデルの形状は違う可能性もあるが、Friesche Vlagの貨車は実際にも存在しているのかも知れない。


▲ 様々な情報が記されている表示銘板。


▲ マークの旗の絵が凝っていて美しい。よく見ると赤い部分はである。

印刷も80年代後半モデルとしては繊細かつ滲みなども少ないので、気合いの入ったモデルとも言えようか。実はこのモデルは、当ブログでも紹介している「Wertanlage Maerklin」本にも特別貨車の１台として掲載されている。1987年にリリースしたモデルであるが、今でも独特の美しさを持った貨車モデルであるように思うのである。

参考サイト：Friesche Vlag
http://www.frieschevlag.nl/

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