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欧州もけい探訪「ドルトムント 模型ショー『インターモデルバウ』を巡る旅」 [欧州鉄道模型]

第5回目を迎えた欧州もけい探訪も最終回である。昨日DVDで見た番組は、今迄行くことの出来なかったドルトムントの「Intermodellbau」の模様を中心にハンブルクからモデレーターの北原氏夫妻がルール地帯の模型にまつわる見所を巡る旅の取材である。

ドルトムントへ行く途中の3軸客車を改装した列車ホテルと併設されたLGBレストランは、興味深かった。特にLGBの車両がオーダーから配膳までこなすコンピュータ制御のシステムは日本でも受けるであろう。

ドルトムントの郊外にあるDer Lokschuppen Dortmundは、利用したことはないものの私も聞いたことのある名前である。
広大な店舗は、新旧モデルの宝庫であった。ここまでの在庫を誇れる模型店の存在があること自体が素晴らしいし、日本にもこれほどの規模のお店が是非あってほしいとファンの目から見えるのである。

そしてIntermodellbauである。今回は企業ブースの紹介はほとんどなかったのだが、クラブや販売店のブースなどの紹介があり、レアなモデルが次々に出て来てEUR1,500超えの64形モデルは、本気で欲しいと思った逸品である。(460さんはお持ちかな?)

番組の紹介では、クラブなどの出展は無料という。JAMも昨年迄は同様であったが、今年からは有料という(僅かな金額と聞いてはいるが..)。クラブ展示は、模型人口を増やし、ユーザーの購買モチベーションを上げるものでもある。もう少しクラブの参加に対しては努力して欲しいものである。

メルクリンももちろんブースを出していたが、メルクリンの旗が遠くに見えただけ...であった。
メルクリンがブースを構えるドイツでの一般向け模型メッセは、ここと秋に行われるIMAのみ。IMAは何度か訪ねたことがあるが、今回の番組を見てDortmundのメッセも是非行きたくなるメッセとなったのである。

再放送はBS-TBSにて 6/22 22:00~

Special thanks: P-Zugさん

参考サイト:Intermodellbau / Dortmund Westfalenhallen
http://www.westfalenhallen.de/1907.php
タグ:Intermodellbau
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コメント 4

Bemo

私もこの番組を見ました。

ところで、ドイツ統一から20年近くになりますが、その間東西の人口移動も活発におこなわれて、格差も少なくなったとは思いますが、鉄道模型の盛んなのはやはり旧西ドイツ側なのでしょうか?

by Bemo (2009-06-21 16:39) 

Akira

こんばんは、Bemoさん。

東西ドイツが分かれていた時代は、鉄道模型の中心はやはりメルクリンH0のある西側だと思います。東欧も鉄道模型がありましたが、TTがポピュラーで、PIKOが東独だったと思います。
ドイツが統一してからは、子供にとっては鉄道模型よりテレビゲームのような気がします。現在鉄道模型中心世代の30歳代以上は、子供時代西側にいた人が多いとは思います。決して東側に模型ファンが居ないという訳ではないでしょうが、西側の方が多いでしょうね。
by Akira (2009-06-21 20:07) 

N

さっき、最終回を見ました。行きたいですね、4月のドルトムント。模型などという、どうでもいい人にとってはどうでもいいモノが、あれだけ社会的に認知されているということは、他にももっとどうでもいいモノが許容されているはずで、そういうものが、内需の底力になっているのじゃないかな、という気がしました。内需というと、自動車と家電と住宅建設しかない国とは、社会としての成熟の度合いが違うということなのでしょう。私たち、もっと自信を持っていいのじゃないのかな。踊らされて自動車を買い換えるより、メルクリンを買う方が賢い?
by N (2009-06-22 23:52) 

Akira

こんばんは、Nさん。

私がドイツで感じたことは、やはり成熟した大人の社会であるということでした。確かに近視眼的に見れば様々な分野で日本の技術は優れていますし、それは大いに誇れることだとは思いますが、全体のバランスも含めて色々な意味での自由が保証されている国との違いかも知れません。
模型は子供のものという固定概念こそ最近は日本でもなくなって来てはいるものの、まだまだ偏見の眼で見られはしないかと感じているファンも少なくないかも知れません。
要は国民全体の意識の高低で文化の度合いや民度は決まるものかもしれないですね。
by Akira (2009-06-23 00:40) 

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