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48504 Märklin Magazin Jahreswagen 2004 / MB Ep.IV [Maerklin-Guterwagen]

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全金属製モデルであった2003年から打って変わってオーソドックスな樹脂製の無蓋車モデルとなった2004年のMärklin Magazin Jahreswagen(48504)は、いかにもメルクリンマガジン貨車らしいモデルとなっている。
もちろんそれはMMブルーに塗装されたボディや車体右下に記されたネームだけではない。上の画像から見てわかるのはボデイ上部にほんの少しだけ見えるのである。

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上から見た姿が上画像であるが、見事にスケールダウンされたマガジン誌が束になって積載されている設定である。上からネットで覆われている姿も中々のリアリティで思わず見とれてしまう程の積載モデルである。最近ドイツではHEICO社などH0のスケールで貨物の積載物専門に製作している会社もあり、つくづく規格と分業化がしっかりと住み分けられた世界であると感心するのである。
マガジン誌が積載と書いたのだが、考えてみれば印刷の上がった紙媒体を無蓋貨車に積載して運搬などするのだろうか?というツッコミも入れたくなってくる(現実は印刷工場から小分けして販売店にトラック輸送するのであろう)のだが、まぁ、そういう細かなことは考えずに楽しめれば良しとしたい。

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さて、このモデルの実車であるが、もちろんファンタジーモデルなので実在はしない。しかし、表記を見るとDBの形式で記されているのは理解出来る。形式はEanos-x055で、所属はメルクリンマガジン貨車御用達のMBである。
ディテールについては、樹脂製ながらも2000年代に相応しいかっちりとした出来、かつ印刷も精細である。車端下部のフックに警戒色の黄色が塗装されているのも最近の傾向で、最後の手作業に一手間掛けるところに、この貨車モデルでも見て取れるのである。

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さて、このモデルは一見すると1998年の無蓋貨車モデル(46902)と見間違えてしまいそうである。それは、木屑を積載したモデルであったが、実際にこの2つの貨車モデルを連結させるとすぐに違いがわかるのである。

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画像右が今紹介しているEaos-x055で、左側Eaos106がである。Eaos-x055の全長が長いので一目瞭然である。台車は高速対応のUICt Y25形で同じであるが、積載物や積載量などが異なるのであろう。形式ももちろん違う。ただ、この2つのモデルを混成させると違和感のない編成になるのはもちろんで、今後も違う形式の無蓋貨車がMM貨車としてリリースされるのは、それもまた悪くなさそうである。(もちろん積載物はMM貨車らしくウィットに富んだものであるのが条件ではあるが...)
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