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48921 Insider-Jahreswagen 1997 | K.Bay.Sts.B. G (P) / Ep.I [Maerklin-Guterwagen]

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とても素敵なバイエルンカラーのような空色と白の模様と飾りの付いた古典ドイツ文字で彩られたビール貨車。今回紹介するのは、この緩急室付ビール貨車である1997年のインサイダー貨車モデル(48921)です。

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いつものようにインサイダーニュースやKoll's Spezialkatalogでこのモデルを調べてみましたが、この実車についての情報はほとんど見つからない。貨車のボディには古典ドイツ文字でビール醸造会社が記されているのですが、中々読みづらい。しかし解読を試みてみると....。

ボディ中央の扉を挟んで左側から、「Bierbrauerei:」と「A:Jaenisch:」。左上の文字は「ビール醸造所」の意であり、右上は会社名ではなかろうか。左下には「Pfälz:B:9208」とあり、扉を挟んで右側には「Kaiserslautern」とあります。これは所在地でしょうか。

ネットでこの会社名を調べると「A. Jaenisch」ではなく「Schuck Jaenisch」という会社名は出てきます。同じKaiserslauternが所在地。これ以上は今のところ不明です。

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このモデルの形式は「G」形。どうやらEp.Iのようですが、文字が小さ過ぎてREV表記すら読めない...。ボディ左下にはお約束のインサイダーロゴと1997の表記。台枠には極小文字で積載重量など貨車データが記されている。残念ながら全てを読めない。

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最近のスマートフォンは、極小文字も撮影して拡大すれば何とか読めます。これは、製造銘板で、おそらくWaggonfabrik Rastatt(現在のBWR Waggonreparatur)でしょうか。

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読めなかった台枠のREV表記も、スマホで撮影して拡大したところ、何とか読めました。上画像にある通り、直近の検査日は1902年12月18日とあります。次回の検査日1年後の予定ですから、この貨車はその期間内と考えられます。

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緩急室を斜め上から眺めた画像。緩急室の屋根は円弧を描く形状。車輪はスポークです。

この時代のグラフィックはモダンとは言い難いですが、貨車の造形と車体のレタリングなどの調和が美しく、工芸品的な輝きを放っているように思います。

[EDIT] 2020-07-28
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