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Website / N+P Design [デザイン]

風の噂で新しいJR500系の写真がノイマイスター氏のデザイン事務所「N+P Design」のウエブサイトに載るのではということを聞いていたので、久しぶりにサイトを覗いたら、サイトそのものがリニューアルされていた。

http://www.neumeister-partner.com/

以前の紺色基調のサイトデザインから、ホワイト基調に変わって明るい、そして彼らしい清潔感溢れるグラフィックデザインに変更されていた。内容も一新され、彼らの手がけた美しい工業製品やトランスポーテーションデザインを見る事が出来る。
トランスポーテーションデザインでは、JR500系のページに日立のHST350のエクステリア、インテリア(スーパーグリーン車)のモックアップ画像の他、HST350/JR500系の空力シュミレーション画像と共に、この2車両が同じ断面形状であることが容易に理解出来る図面も加えられている。

ICE3/ICE-Tでは、モックアップの頃(ICE2.2/ICT)の図面や画像も追加され、今更ながらに彼のデザインした車両の美しさに見とれるばかりである。

福岡市営地下鉄を始め、東京メトロ、英国の日立製車両、北京地下鉄などなど今までの作品から更に幾つかのプロジェクトの画像や説明が増え、充実されている。

一方で、CNLの2階建て寝台車の他、スリーパーシート車、食堂車のスタディなどがなく、ICE-Vも含めて、彼らの初期作品もあればとも思うのである。彼らには、今後も是非鉄道デザインの牽引役としての活躍を期待するものである。
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BOAC VC10

パートさんも部下も帰って、67頁の資料27部のコピー待ちです・・・。

仕事で日立の会社概要のパンフレットを貰う機会があり、
英国のClass395、英国型にありがちな「変な所」がなくて、
(Class390 Pendolinoもいまいち好きになれない)
珍しくかっこいいと思っていたら・・・。やっぱり。知らなんだでした。
レギュレーションで決まっている正面の黄色塗装の処理が、
逆にアクセントになって破綻の無いデザインだと思います。
日立も欧州での足場固めにいい味方を付けましたね。

欧州での500系新幹線の人気が分かる気がします。
(前にあった円形断面へのこだわりの話、
普通車座席横5列という制約がある限りは難しいのでしょうね。
インテリアもせめて木目の壁に障子ブラインドとか実現してれば。)
by BOAC VC10 (2010-05-17 20:30) 

Akira

BOAC VC10さん、こんばんは。

お仕事ご苦労さまです。日立製英国車両も現地で好評のようですね。(日本では当たり前の期限納入が守られたのが妙に好感を持たれとかなんとか...)
ドイツのデザインと日本の技術ならば鬼に金棒とも思えますが、日本人デザイナーの立場からすれば、辛い部分もありますね〜。

500系のデザインを行う時、当初の開発要件がHST350という、あくまで未来志向の車両だったので、実際に東海道/山陽新幹線にこれを当てはめると、全く異なる列車サービスでないと難しいのは確かでしょう。当時の新幹線である300系と同じ乗車定員であの断面は、難しいかも知れませんが、デザインで心理的に空間を広く見せることも可能だったような気もします。
by Akira (2010-05-17 21:01) 

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