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DampfSpektakel 2010 (1) [欧州鉄道]

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ドイツで鉄道運営が開始されて175周年にあたる今年、既にICE-Tや120.1形の特別塗装車両などが登場して話題となっているが、暖かくなる4月からは毎年動態保存の蒸気機関車による列車運行が、今年はいつにも増して多く走るようである。

そんな中、5月2日から6日に掛けてTrierで行われた「DampfSpektakel」に、知人のI氏がドイツに出掛けられ、その時の蒸気機関車が運転された模様を写真に収め、私迄送って頂けたので、これから数回に分けて紹介できればと思う。

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今回は、数年前のNürnbergの鉄道博物館別館の扇形車庫火災で焼失してしまった機関車の1台であるADLER号が、見事に復活しここでも走りを披露した模様である。
元々、焼失したADLER号もレプリカではあるものの、何しろドイツ最初の鉄道路線であるNürnberg - Fürth間を走った機関車である。単に復元するだけではなく、動態で復活させるその執念にも似た保存の姿勢は、日本でも見習いたいものである。

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▲ これはADLERではなくSAXSONIAか?

この時は、どのような形になったのか詳細はわからないが、以前私がドイツで保存機関車の運転を駅のホームで見たときは、機関士や車掌、乗客が当時の衣装を纏って(コスプレ姿?)で楽しんでいる姿を見て、150年以上前の鉄道の黎明期の姿をリアルで目の当たりにすることが出来たのは、私自身にとってもインパクトの強い出来事でもあった。と、同時にここまで出来る文化的背景が羨ましく思えたのである。

Special Thanks: k.iさん

Historischer Personenzug "Adler". / メルクリン・ドイツサイト
http://www.maerklin.de/de/service/suche/details.html?page=&perpage=10&level1=2341&level2=2346&art_nr=26351&search=1&era=0&gaugechoice=2&groupchoice=0&subgroupchoice=0&catalogue=0&features=0&searchtext=ADLER&backlink=%2Fwww.maerklin.de%2Fde%2Fservice%2Fsuche%2Fproduktsuche.html
タグ:ADLER DB AG Ep.VI
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HUH

Adlerは実に美しく復元されましたね、火災の時の痛々しい姿から、このように見事に2度目の復活を果たしたのを確認し、大変嬉しく思います。
それにしても、Adlerは均整がとれた、美しいスタイルをしていますね、大事にされてきたのも、単にドイツの1号機関車というだけでもなく、この美しさ故、と思います。
by HUH (2010-05-26 18:31) 

Akira

HUHさん、こんばんは。

ドイツの鉄道開通から175年経った今年、再び復元されたAdler号が見事に走ったことは感慨深いものがありますね。
ドイツの古典機関車は、芸術性も高い工芸品的な価値を感じます。職人が機関車の細部まで作り込んだ姿が見るものに、その芸術性の高さを訴えかけている気がします。
by Akira (2010-05-26 19:55) 

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