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Prospekt Gläserner Zug 1994 [欧州鉄道]

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3月末に片付けをしていたら、私がドイツから持ち込んだDB関連の資料(と言えば聞こえは良いが、実はガラクタの数々...)が出て来て、その確認と仕分けで片付けがちっとも進まなくなってしまったのは言うまでもない...。

それらを、このブログで紹介しようと思いたった。まずは、昨年、今年とメルクリンからリリースされたH0モデルの実車であるガラス電車ツアーのパンフレットである。
私が実際にこのガラス電車ツアーに申し込んだのは、1991年7月4日である。前にも記したことがあるかもしれないが、この申し込んだツアーは車両の不調で代車が用意されたため、ツアーは催行されたものの、目的のガラス電車には乗車が叶わなかった。また、残念ながらこのパンフレットは1994年春用なので、その時のものとは異なる。

さて、この藁半紙で出来た祖末なパンフレットを捲ってみると、1994年の1月からイースターの4月初め迄の簡単なプログラムが記されている。記されているのは、運行日とタイトル、そして目的地迄の簡単な見どころなどの説明、そして価格である。当時往復の乗車運賃を含めた旅行プログラムの1人あたりの総額70,- DMから100,- DM程度であろうか。場所によって駅からの専用バス運賃や昼食が込みだったりする。大抵は週末や祝日運行であるのであるが、私が申し込んだ時は、定年を過ぎたあたりのおばさま方のグループ旅行が大半であったような...気がする。(彼女達が目立ってしまうのは洋の東西を問わず同じようである)
また、月に1度程度は数日を掛けたプログラムもあって、ガラス電車も数日間旅行のお供をするのだが、こちらは当時700,- DM程度なので1泊ではなく、数日掛けての旅行であろう。

事故廃車扱いとなったのが1996年なので、結局私とガラス電車の縁はなかったのである。それにしても、通勤に毎日ミュンヘン中央駅ホームを通る私にとって良く見掛けるガラス電車に乗れなかったのは、我がことながらあまりに酷とも思う。同様に帰り道にTEE Panoramaのドームカーを見れたのは収穫だったが、写真も撮れずドアが閉まっていてちょっと乗ることもできなかったのも悔しい思い出の1つである。
タグ:ET491 DB Ep.IV
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Bemo

Akira さん

ガラス電車の情報ありがとうございます。

ところで、戦災で焼失した方の電車の写真などないのでしょうか?

こういう資料がないから、模型化はされないのでしょうか?

戦前のガラス電車のカラー写真(アグファカラー?)というものは存在するのでしょうか?

ドイツ語が分からないと、これらは調べようがないですね。

by Bemo (2011-04-26 21:53) 

Akira

こんばんは、Bemoさん。

戦災焼失したのはET91 02ですね。形状はもちろんET91 01と同じでしょう。色彩は01とは異なっていたようです。以下ページ参照

http://www.glaesernerzug.de/gzs/gzfarben.html

カラー画像どころか白黒画像も見たことがないですが、資料的には存在は確認されているみたいですね。
by Akira (2011-04-26 22:50) 

カゲノ

こんにちは。

ET91 02号機だとI.Yさんの雑誌紹介記事に写っている白黒写真がひょっとしてそうかも
http://2008-deep-blue.tea-nifty.com/blog/2009/06/bahn-extra-elek.html

カラー写真は無いでしょうからおそらくこの色と同じですかね
http://www.1zu160.net/scripte/forum/forum_show.php?id=207467
by カゲノ (2011-04-26 22:56) 

Akira

おはようございます、カゲノさん。

サイトの紹介をありがとうございます。ご紹介頂いた中にET91 01の登場時らしき白黒画像がありますね。

http://666kb.com/i/ajk9jxiy5q8el6h7b.jpg

ET91 02はNのモデル(自作?)があるんですねぇ。腰下の色は当時の濃緑色(Flaschengrün)のようです。
by Akira (2011-04-27 07:50) 

Bemo

Akira さん、カゲノさん、ご教授ありがとうございます。

 返事が遅れて申し訳ございません。

by Bemo (2011-05-01 13:27) 

BOAC VC10

遅ればせながら失礼します。
鉄道ファン誌の'83年6月号のガラス電車の記事に、
ニュルンベルク公博の所蔵写真で'37年のelT1999(後のET9102)の写真があります。
白黒なので明確なことは言えませんが、車体上下とも明るい色のようで、
記事中には登場時はライトブルーだったとの記述があります。
ご参考になれば。
by BOAC VC10 (2011-05-04 10:55) 

Akira

こんにちは、BOAC VC10さん。

情報をありがとうございます。
elT1999というのは、E91 02の元番号だったのですか。1つ勉強になりました。で、elT1999で検索したところ、ROCOがこの形式で製品化しているようですね。

http://www.miba.de/neuheit/99/03/roco8.htm

これを見る限り、やはりクリームと濃緑色(Flaschengruen)のツートンカラーですが、それ以前というか登場時はまた別の色だったのかも知れません。
by Akira (2011-05-04 11:17) 

Akira

追記です。以下の文面によれば、1935年7月14日から10月13日迄のドイツの鉄道100周年でニュルンベルク交通博覧会に出品されたガラス電車は、elt1998(後のET49 01)と考えられます。と言うのは、elt1999は、同年7月30日にメーカー出場し、9月14日に納入とあります。(その間は試運転?)

Für die Reichsbahndirektion München wurden 1933 bei der Waggonfabrik Fuchs (wagenbaulicher Teil) und bei der AEG (elektrischer Teil) die beiden elektrischen Aussichtstriebwagen elT 1998 und 1999 in Auftrag gegeben. Der elT 1998 (später ET 91.01 bzw 491 001 benannt) war vom 14.07 bis 13.10.1935 auf der Ausstellung „100 Jahre Deutsche Eisenbahn in Nürnberg zu sehen. Am 6.01.1936 begannen die Probefahrten, am 27.02.1936 fand die Abnahmeprobefahrt von München nach Kufstein statt. Der zweite Triebwagen, der elT 1999 (später ET 91.02), wurde am 30.7.1935 geliefert und am 14.09.1935 abgenommen. Er blieb nach den Probefahrten bis zum 8. Dezember 1935 abgestellt und nahm an diesem Tag an der Fahrzeugparade aus Anlass des 100-jährigen Bestehens der Deutschen Eisenbahnen in Nürnberg teil.
by Akira (2011-05-04 11:34) 

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