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Gerrits Tagebuch Vol. 25: Flughafenfeuerwehr am Knuffingen Airport [欧州鉄道模型]

私が最初にこのブログでハンブルクのMiWuLa(ミニチュアワンダーランド)の新しい空港区画について記したのはいつだったか?当初の予定では数年前には完成していたはずだが、あまりに壮大かつ緻密、リアリティに拘ったためか、当初の予定は大幅に伸びて、ようやく、いやいよいよ来月5月4日に完成公開の運びとなる。
それに先立ち空港区画オープン前最後の定期的なMiWuLaのオーナー日記であるYouTube映像による「Gerrys Tagebuch」が配信されている。(以下参照)それはもちろん空港区画の進捗状況の1つなのであるが、空港消防署の緊急自動車製作の詳細を中心にしたものである。

http://www.youtube.com/watch?v=6OB5KFnd-WQ&feature=player_embedded

これを見て、相変わらずの凝りに凝った妥協の無い製作風景が展開されているのだが、まず、映像は実際のハンブルク空港の空港消防署に出向いて、そこで働く緊急自動車の各種照明の役割と位置や色彩、機能などの調査を行い、その情報を元にH0サイズのモデルの自走化と実車同様の照明と制御基盤の取付け、そして制御プログラム、試走の風景などを細かに説明している。Gerrytsの早口は相変わらずであるが、標準ドイツ語なので何とか聞き取れる。
実際、空港消防署の緊急出動体制はいくつかのパターンがあるようで、今回彼らがH0スケールで作り上げたモデルは、コンピュータ制御で異なる複数の出動パターンが自動的に再現されるようである。もちろん事故の当事者である航空機も煙を出したり発火の様子も再現されて、あまり実際には起こって欲しくない事故もMiWuLaでは頻繁に起きるようである。

やはり驚くべきは、彼の妥協知らずのところであろうか?(もっとも、彼は映像の中で、妥協は必要であるが、それは納得出来るところまで高めた上での妥協であるとのことだが、私から見れば妥協とは言えない部分である)航空機の離着陸シーンではH0スケールのマシンの離陸、また離陸するシーンも当初の疑念は全くなくなり見事に雲の中から現れて、また消えて行く姿が自然である。
試走映像を見ているといつもおもうことであるのだが、「ここまでやるか?」と私が考えられる以上のギミックを再現させているところである。
数年前から、ドイツや近隣諸国各地で鉄道模型の大型レイアウトが次々生まれているが、ここまでのレイアウトが現実のものとなっているのは、Gerryts兄弟のあのモチベーションがあって初めて可能なのである。これを超えるレイアウトは、まず考えにくい。空港区画の動きを映像でなく実際にじっくりと眺めてみたいものである。

参考までに、以下は23回目と24回目の配信である。
http://www.youtube.com/watch?v=dM7oXKmYiGU&feature=BFa&list=SP5F525544A3296EEB&index=26

http://www.youtube.com/watch?v=vI5q74O3rVw&feature=BFa&list=SP5F525544A3296EEB&index=27
タグ:YouTube MiWuLa
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