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ICx / SIEMENS + DB AG (2) [欧州鉄道]

先日紹介したSIEMENS発表のICx資料より更に詳しい情報がDB AGからPDFファイルでアップされている。おそらくプレゼンテーション資料の1つであると思われる。

http://www.deutschebahn.com/site/shared/de/dateianhaenge/presse/daten__fakten__icx.pdf

画像だけしか判断出来ないが、車内外のデザインは、やはりSIEMENSらしいというか...情報端末がふんだんで、生真面目であり、垢抜けていない...と、私は感じるもの。技術が強い会社がデザインするとこうなってしまうのかという感じである。あまり批判的なことは記したくないのだが、これによりIC用客車が淘汰されてしまうのは、あの1960年代当時からの欧州的な華やかな雰囲気を感じさせるデザインが失うことを意味する訳で、もう少し現代的で魅力的な雰囲気が欲しかったと思うと同時に残念でならないと感じてしまう訳である。
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コメント 7

hioka

Akiraさん、毎度です。

パンフを見る限り、ICxは電車だけのようですね。
プロモを見たらディーゼル仕様もあるのかなぁと思ったのですが・・・。

私はこれがモデル化することを期待してます(笑
出来れば最短の5両で・・・
by hioka (2011-05-13 13:12) 

Akira

hiokaさん、こんにちは。

どうやらそのようですね。SIEMENSはICE-TDで懲りてしまっているのか?それは冗談ですが、要は電化区間のみの運用であれば、Allgäu線など非電化+風光明媚な路線では、客車のIC/ECが残る?という含みもあってちょっと嬉しかったりします。

モデル化される時は...もし私がメーカーの立場であったら当然長い編成にするでしょうねぇ。
ただ、ここにも書かれている通り、ICxは5両から14両までのフレキシブルな編成に対応しているので、好きに編成を楽しむ事ができます。要は、最短編成でセット売りしてもらって、あとの車両は別売りで組成出来れば良い訳ですね。(ってもう製品化決定のような話になっている...)
by Akira (2011-05-13 13:35) 

hioka

Akiraさん、まいどです。

ICE-TDはSiemensなんですね、実車の知識に乏しいのですが、非電化&振り子なしの仕様であれば、現行の車両からの発展形で作れなくもないと思っているのですが・・・

でも、客車が残るというのは嬉しいことですね♪

個人的なことを言うとICE塗装じゃなくてもいいんじゃない?って考えてしまいます。VRotで塗装したICEが登場したらそれはそれでかいいデザインのではないかと思ったりするわけなのですが・・・

>模型化
確かに14両編成まで対応しているなら、14両編成まで作れるようなライナップにして欲しいですね。ただ基本セット5両+単品9種類って展開はしないでしょうから、3両増結セットが3種類・・・

ん?単電源と副電源仕様を考えるとさらに?(W

なんとなく最初は単電源8両仕様になるように販売しそうな予感も・・・。
by hioka (2011-05-13 16:45) 

Akira

こんにちは、hiokaさん。

ICE-TDの詳細についてはRiGの該当ページにありますのでご参照ください。
http://www.rig-bahn.jp/db-page/j-ice-td.htm

もちろん現在のICE-Tをベースに作る事はできるかも知れませんね。ただ、これも振り子です。それに今回のコンセプトであるフレキシブルな編成はできません。(ET415形は5両固定で、ET411形は7両固定編成)
ICE3は330Km/hの高速対応ですから、これもコンセプトが違います。

敢えて造形について言えば、ICE3やICE-T(D)は全てノイマイスターデザインの仕事です。今回、SIEMENSの提案は全て社内デザインとなっているようです。
SIEMENSは、製造代金にデザイン料を込みにしたら幾ら優秀でもデザイン事務所の入る隙はないですよねぇ。

塗装については、DBAGのCIに基づいていますので、CIが変更されない限りはICEカラーでしょうし、ICxの種別はICEとなるでしょう。(これは、旧METの車両を使った列車もICEによるもの)

模型化については...まぁ、今から騒いでもわかりませんし、まずは実車が出てからですね。
by Akira (2011-05-13 17:59) 

klaviermusik-koba

 外観からはあまり代わり映えがしないなぁ、という感じですが、ICEも新幹線も技術中心に考えるとどうしても遊びの部分が少なくなってしまうのでしょうね。ただ食堂車だけはしっかりとついている、さすがだと思います。私も新幹線で行きも帰りも幕の内弁当を余儀なくされるときはせめて仕事の後ぐらいは、ゆっくり食堂車でくつろいで食事ができればいいなあ、と思うことがよくあります。

 ただ、スペックからみた限りでは最高時速があまり速くなっていないのはどういうわけでしょうか。
by klaviermusik-koba (2011-05-13 18:42) 

HUH

こんにちは。ICxの全体像がかなり見えてきましたね。
非電化路線の対応は分からないのですが、私の記憶ではAllgäubahnも電化されるはずで、そもそも非電化の幹線自体が少なくなるでしょうし、現行のIC/EC客車もこの先何十年の使用できるとは考えにくいと思います。客車列車を残すとしても、146+2階建て客車のようなパターンかもしれませんね。

ICxの性能が中途半端なのは、おそらくはICE 1やICE 2がオーバースペックだから、かもしれません。ドイツの高速新線で300km/h対応はNBS Koeln-Rhein/MainとNuernberg-Ingolstadtのみで、後者はICE 1/2も乗り入れますが、距離が短いので、300km/hで走っても時間短縮効果は限定的です。それ以外の高速新線は250km/h対応ですし、停車駅も多いので、敢えて高コストの高速車両を作る必要もないのでしょう。そういう意味からは、ICE 3の後継車両は全く別に必要になるでしょうね。

by HUH (2011-05-14 08:47) 

Akira

おはようございます、コメントに感謝です。

> kobaさん
デザインは技術とどう折り合いをつけるかということで最終的にデザインの良し悪しが決まるとも思いますが、ICxの場合、まず技術屋さん優先という気がしています。(実際は違うかも知れません)
ICE3やICE-T(D)は、まずデザイン中心に開発を進められ(ICE2.2/ICT)てその後、量産化に入りました。そのあたりが今回のICxの開発手順の大きな違いだと思います。そういう意味ではICxは日本的になったのかなぁ...と。

PDF資料をみると、食堂車は7両編成バージョンで1両の半室、10両編成仕様で2/3程度のスペースを使っていますね。これはとても現実的でありながらも、嬉しい部分です。最近は夜行列車にも食堂車を連結したりしていますから、マーケットの要求も踏まえて落ち着いたと思います。いずれにしても嬉しいことです。

最高速度についてはHUHさんの解説が正しいかと思います。

> HUHさん

Allgaeubehnの電化..多分Lindau Hbfの移転と同時のプロジェクトなんでしょうが、ちょっと残念な気がします。ここにICxが投入されると振り子ではないので時短効果は少ないでしょうね。
客車列車のIC/ECがなくなって来るのは寂しいですが、これも時代の要請なのでしょう。連結と開放を繰り返す長距離優等列車の時代というのは、もうその利点がなくなりつつあるということかも知れません。(これは列車遅延に繋がりやすいですしね)

ICE1/ICE2の置き換えとICxの関係には私も少し疑問を感じていましたが、確かにNBSの制限速度が250Km/hであれば、300Km/h仕様のNBSの意味はないですね。以前Muenchen - Augsburg間でICE1に添乗した時、乗務員に聞いたところ、280Km/h出す事もほとんどないと言っていたのを憶えています。外部デザインに任せないところを見てもコストが優先されていることが良くわかります。

ということで、私もICE3の後継機種に期待したいですが、今のところ製造はSIEMENSの独占なので、デザイン事務所の入る隙がないことが残念です。
by Akira (2011-05-14 09:14) 

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