42610 DB 10 404 Mü A4üe (Mittelwagen) / Ep.IIIb [Maerklin-Reisezugwagen]
▲ 「10 404 Mü」の廊下側
先日、当ブログで記事に記した"Blauer Enzian" セット(42610)の1等区分室中間車のうち、セットに同梱されていなかった「10 404」が販売店に届いて、代わりに2両入っていた「10 403」と交換できた。今回はメルクリンの対応も早かった。これでようやく正しい5両編成のF-Zug "Blauer Enzian"が完成となった。今回は、記事にしたお陰で実際のセットの中身を確認出来たので、正しいモデルを手にするに至ったのである。コメントを頂いた皆様に感謝である。
▲ 「10 404 Mü」の区分室側
このモデルは、寸法的にはダブっていた「10 403」と同様で違うのは表記印刷ぐらいであろう。この客車の窓割りは戦前のHWZ時代の名残がある。客車のサイドビューは、中央の2室の窓は広く、左側4室と右側3室は狭い。つまり他車同様の区分室配置である。HWZ時代は、3等級制の2/3等合造客車である。
車体妻部分の側面である。固定編成のため、妻断面は切り立っている。スカートはフルカウル状態なので、台車部分に切り欠きを付けてスカートは台車に合わせて可動するのはHWZ客車と同じ。
▲ 形式表記は10 404 Müである
▲ REV表記は、1958年2月7日である。次回検査日は赤文字で記されている半年後の同年8月7日。
このF-Zug塗装のHWZ客車は、DB Keksと呼ばれるいわゆるDBのシンボルマークが印刷されている。同時期に走っているSchürzenwagenや他の戦前形客車、また初期の(Gruppe-53)などのUIC-X客車には、まだこのマークはなく切り抜きの「DB」文字が車体中央に貼られている。おそらくDBマークが付けられた初期の車両の1つではないかと推測できるのである。
ようやく、全車揃った"Blauer Enzian"にV200.0を連結させて走らせるのが楽しみである。さて、ミュンヘンからニュルンベルク辺り迄は、どの機関車が牽引していたのであろうか。E18あたりが担当したのなら実現させてみたいが、残念ながらこの機関車はない。
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