Sommer-Neuheiten 2012

18日から始まったドルトムントのIntermodellbauに合わせるようにメルクリン/TRIXから発表されたのが夏の新製品である。早速メルクリン/TRIXドイツサイトからパンフレットがPDFファイルで配信されたので、iPadにダウンロードしてみたのが上画像である。

[メルクリン/独語版]
http://mediencms.maerklin.de/media.php/de/pdfs/Maerklin_Sommer-NH_2012_DE.pdf
[TRIX/独語版]
http://medienpdb.maerklin.de/produkte/pdfs/Trix_Sommer-NH_2012_DE.pdf

メルクリンのパンフレットの表紙は、1922年（Ep.I）仕様のヴュルテンベルク王国鉄道C形とK形モデルの２両の蒸気機関車である。この２機はセットで大きなガラス窓のついた木製ケースが付属されている。一方、TRIXは黒色赤帯塗装の05形モデル。

このブログでも記したMHI 2/2012のモデル群もこのパンフレットに収められている。今回は、MHIモデル以外について、気になったメルクリンモデルについて記してみたい。

軽い驚きを感じたのが、レプリカモデルの01形（30080）と鉄板客車群（00766）である。私も含めて中高年ファンの中には、このオリジナル01形モデル（3008/3048）を高価故に手にすることの出来なかった悔しい思いのある方も居ると思う。そういう思いのあるファンに向けてゲット出来る１回限りのチャンスとも言えよう。
私自身は、ドイツのBorse（交換会）で後に中古の3048モデルを比較的リーズナブルな価格で手に入れる事ができたが、今回のモデルはレプリカとは言え新しく鋳造された上に最新のmfxデジタルが装着されている。車体番号はオリジナルと異なり047号機である。

鉄板客車群は、往年の24cm客車である。Gruppe54系列客車DB/Ep.IIIモデルがベースであるDBの２等客車（B4üm）、もしかして初めての車種となるビュフェ/２等合造客車（BRbu4üm）。またイタリアFSの１等（Az）、これも初めてであろうかオーストリアÖBBの1等客車（A4üh）２等客車（Bc4üh）。オリジナルとは若干型が異なるデンマークDSBの２等客車（B）。そして西ドイツDSG寝台客車（WLABüm33）というラインナップ。これら全て連結させても無理がない？ごちゃ混ぜ編成が可能となるラインナップである。個人的には、これら全ての客車が28,2cmでリリースして欲しいと思える客車モデル群である。

夏の新製品としては珍しい？ベルギー（SNCB）、オランダ（NS）、イタリア（FS）、USモデルもラインナップされている。これは輸出に力を入れている証左でもあろう。

生誕？40周年を迎えたZゲージモデルも03形（ワーグナーデフ）モデルやSBB Re 4/4 II緑モデルも告知されている。

これら新製品群が今開催中のIntermodellbauで早速モデルを見る事ができるようである。一部画像がドイツのファンフォーラムで掲載されているのでリンク先を以下に．．．。

http://www.stummiforum.de/viewtopic.php?f=2&t=76065

いずれにしても、老いも若きも欧州諸国のファンにとっても．．もちろん極東の私にも気になるモデルがいつになく多い夏の新製品である。

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