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Hannover Industrie Messe '89 [欧州鉄道]

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▲ 西ドイツ全国各地から到着したメッセ専用臨時列車

おそらく、今頃書店の棚に昨日紹介した「鉄道デザインEX」が並んでいるとは思うが、今回は拙留学記に因んで、その時の画像をお見せしたいと思う。上の画像はハノーファーメッセ駅に並んだGruppe 54客車群である。私がBremen Hbfから乗って来た臨時列車もこの中の1つである。午前中に到着した列車は、そのまま待機し夕方メッセ終了後に再び出発駅に戻る。まるでバスツアーのような感じである。
当時のDBは既に新しい塗装に変更されていたが、古い客車を中心にまだまだタルキスカラー全盛の時代。特に1950年代製造のこれら客車は、塗装変更されずにその多くが廃車されていったのである。

さて、ハノーファーの見本市会場は、2つの大きなメッセが有名である。1つは、コンピュータ関連メッセの「CeBit」、そして私がこの時訪れたのが「Industrie Messe」(工業見本市)である。
現在のベルリンで行われているInnotransのような定期的な鉄道関連メッセは当時まだなく、このIndustrie Messeで鉄道関連企業が出展していた。つまり建設機械も鉄道車両もこのメッセで展示されていたということである。
当時は冷戦中でもあったため、東欧諸国からの出展は気づかなかった。

その中から3つの画像を...。

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▲ NS(オランダ国鉄)のMaK機関車

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▲ どこから持って来たのか小型蒸気機関車と2軸客車

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▲ 小型入換用機関車 minilok

来月には、ベルリンで2年に1度のInnotransが18日から4日間の日程で開催される。鉄道専門メッセになったのであるから、この分野の市場は確実に大きくなったということである。現在は元気な東欧企業や日本企業も出展されると聞いているので当時から比べれば隔世の感がある。

参考サイト:Innotrans 2012
http://www.innotrans.de/en/
タグ:DB Ep.IV Innotrans
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Berliner

Innotrans、もうすぐですね。部品、コンポーネント、鉄道敷設資材の展示が多くて素人にはわからないところも多いのですが、いつも売り物以外の鉄道車両の展示があって面白いですよね。
以前展示されていた中でドイツの気動車TEEの内装はすばらしかった。レストアされたものでしたが、そのせいか、いっそう格の違いが鮮明に出ていました。まさに今は無い「名士列車」だなと感じました。
ベルリンのメッセ会場はうちから近くなんですよ。今年は見に行こうかと思っています。
by Berliner (2012-09-02 17:40) 

Akira

こんばんは、Berlinerさん。

ベルリンのメッセ会場近くにお住まいとは..。メッセでは最新の車両以外にノスタルジーの車両の展示もあったり、業界関係者でなくても興味深い展示ですよね。
もし、お出かけになったら、感想などお聞かせください。
by Akira (2012-09-02 19:51) 

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