懐かしの?甲種車両輸送(10) [日本の鉄道]
昨年末からだらだらと片付けをしているのであるが、最近30年ぐらい前(つまり大学入学前後)に撮影したEF58の写真が大量に見つかって、撮り鉄だった当時を思い起こして懐かしく様々なゴハチの写真を見入っている。そして、それらの写真の中に何枚か甲種車両輸送の写真も見つかったので、久しぶりに「懐かしの?甲種車両輸送」として当ブログに記してみたい。
上画像が、その甲種輸送列車である。1981年7月20日、撮影場所は大船駅である。牽引するのはお召し予備機として名高いゴハチの60号機である。ワフに挟まれた甲種車両は当時営団の6000系10両(千代田線向け)である。残念ながらカラーではなく、白黒写真である。
甲種の6000系は、新車なのか、何か別の理由で移動しているのかは不明であるが、恐らく日本車輌からの移動中であろう。画像を見る限り、まだ冷房装置も屋根上に見えない。6000系が出来たのは、確か私が中学生ぐらいの時だったろうか。今迄の車両とは全く異なるモダンな外観と、同様に木目の仕切や妻部の壁、そして貫通扉のない車端部など、それ迄にないインテリアデザインが新鮮に映ったのを憶えている。
もちろんまだ非冷房な6000系ですね。
6000系の冷房準備車、実は地下鉄でも冷房を搭載する時に、JRの103系等でお馴染みの、AU75型集中クーラーを載せてみたことがあります
しかし、AU75型を10両全てに搭載すると、あれま、営団基準の加速度3.0以上をクリア出来ませんでした
なので、軽量型のインバータークーラーに変更し、現在に至ります
営団ど三菱電機は切っても切れない関係なようで、この6000系の開発に一役かったようであります
当時最新鋭の技術を駆使して造られた車両で、同時期に出た都営6000形とは技術面で全然違います
しかし6000系、米国のサンフランシスコを走るBARTにソックリなんだよなぁ…
by 総統 (2013-02-08 22:44)
おはようございます、総統さん。
試験的に冷房を載せたことがあったのですね。現在冷房機種搭載のいきさつのお話をありがとうございます。当時営団は、トンネル冷房をしているので車両に冷房は付けないという理由で中々車両冷房化が出来なかったのを憶えています。一方で、千代田線など乗り入れで地上線を長く走る車両もあって、乗り入れ社線の冷房化率を下げているなんて状況も生み出して、結局車両の冷房化が進んだと思いました。
都営地下鉄は、学生時代の授業の一環で取材をしたことがあった記憶がありますが、その時何故か営団ばっかり良い路線取られて都営はあんまし予算がないし..とぼやかれた記憶が残っています。まだ都営大江戸線すら開業前のことでしたが...。
サンフランシスコのBARTは、初めて趣味誌で車両の写真見た時、斬新な造形の顔つきでちょっとした衝撃を受けました。今見てもその斬新さは変わらないですね。
by Akira (2013-02-09 09:37)
Akiraさま
ご無沙汰しております、Autounionです。
僕が5歳の誕生日の日、Akiraさんはこの写真を撮っていたのですね♪
しかもお召予備機が牽引とは…!
モノトーンでも、ゴハチかっこいい!!
by nabepolo (2013-02-09 17:48)
nabepolo(Autounion)さん、こんばんは。
お久しぶりです。そうですか。私も年寄りになったものです。
私自身、ゴハチを追いかけていましたが、61号機はともかく60号機の写真はあまりなく、甲種輸送に牽引機として運用される姿の写真が撮れて幸せでした。しかし、出来上がったプリントは機関車が黒く潰れていてフォトショップで明るさとコントラストを修正しています。
今でも、ゴハチは日本の電気機関車で最も美しいプロポーションを持った車両だと思っています。
by Akira (2013-02-09 20:20)
こんばんは、Akiraさん。
6000系の内装については、流れを汲んだ7000系で私も「オォ~っ」と思った記憶があります。東京にいてもあまり利用機会がなく、有楽町線でたまたま座って先頭まで素通しでびっくりしました。
千代田線といえばまだこの車両のイメージです。もしかしたら、最も「営団」のイメージの強いタイプの気がします。
EF58型は、模型を始めたころの憧れでした。
上越色のイメージが最も強いですが、考えてみれば、電関の一般色と同じカラーリング。でも、ゴハチだと全く別物と感じました。
「お召」とか、色の名前とか…いろんな言葉を発見させてくれた機関車として、特別に感じます。
いろんな色を纏ったゴハチですが、こんな形でどれも見事に着こなしてしまう気がして、試験塗装の役割などは(似合いすぎるがゆえに)本当に果たせたのかなと思います。
by Y.H (2013-02-10 00:42)
Y.Hさん、おはようございます。
私も高校生時代営団7000系で学校迄毎日通ったので、愛着のある車両です。千代田線の6000系から始まって有楽町線、半蔵門線迄続く同じイメージの営団車両は当時営団の顔でもあったのかなと思います。その中でも1番インパクトのあったのはやはり6000系でした。
ゴハチは、今でも日本の電気機関車の中で最もサイドシルエットの美しい流麗な機関車だと思います。丁度旧型と先台車のない新型機の過渡期を結んだ機関車としても興味深く、何より御召機や数々の特急牽引機として活躍した栄光の歴史も刻まれた風格も感じられました。
by Akira (2013-02-10 10:42)
Akiraさん、はじめまして。
この写真をAkiraさんが撮影された次の日が、私の10歳の誕生日でした。この頃はゴハチと営団6000系が大好きで、この60号機と6000系の組み合わせは最高ですね!
是非保存させていただきたいと思います。
ちなみにこの6000系は竣工日から察するに6125編成ではないかと思われます。
冷房準備をしたいわゆる4次車ですね。
私は西武線沿線ですので、6000系は実はあまり乗った事がないのですが、ないが故に憧れたと言うのもあります。
そして1998年になって兄弟車の7000系が西武線に乗り入れて来た時は本当に嬉しかったです。
今でも営団6000系、7000系は一番好きな電車です。
そしてゴハチは一番好きな機関車です。
スマートでいて愛嬌のある顔立ち、そしてお召や特急牽引機としての栄光・・・どれもが私にとって一番です。
茶色、青色、青大将、お召とどのカラーリングも着こなしてしまうのは、そのプロポーションの良さからでしょうね。
弊社のゴハチは今、お召の61号機と上越形の86号機がいます。さらに今後は特急「つばめ」牽引用に茶色の初期型を増備しようかと考えております。
これからも、どうぞ宜しくお願い致します。
by Hiroki (2013-02-12 10:08)
こんにちは、Hirokiさん。Spielkisteにようこそ。
拙ブログは、主に欧州の鉄道と鉄道模型が中心ですが、それ以外の話題、例えば食べ物やらデザインやらぬいぐるみなども話題も、時折気が向いたら織り交ぜて記しています。
牽引されていた営団の6000系の詳細をありがとうございます。屋根上には、冷房がないのは確認できましたが、冷房準備されていたのですね。以前の6000系とは若干違うようなので気になっていました。営団の6000系から始まった左右比対称顔の造形は、他線車両への進化が進むと、どうも足し算的に色々付け足された印象がありまして、シンプルで完成された6000系の顔立ちが、これらの中では私も1番好みです。(今は副都心線の10000系が好みです)
学生時代には取り憑かれたように?ゴハチを追いかけておりまして、最近その時の写真が大量に見つかったので、お見せ出来そうなものを記しました。今後もあまり拙ブログではゴハチの画像をお見せ出来ないかも知れませんが、甲種車両輸送については、まだ少し写真があるので機会をみながらアップしたいと思っています。私が撮り鉄していた80年代初頭の画像は、EF58で検索するとネットでも少なからずアップしているようなので、ちょっと懐かしく見たりしています。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
by Akira (2013-02-12 11:10)