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鉄道マニアのためのヨーロッパ鉄道旅行 [欧州鉄道]

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先ほど手元に画像の本が届いた。これは、5日に発刊されたそうであるが、今迄のヨーロッパ鉄道旅行関連の本とはやや趣の異なる内容で纏められたA5サイズの本である。と、言うのも表紙に「鉄道マニアのための」と但し書きがしてあることでも理解できよう。
この本は、全5章からなっており、通常ならヨーロッパ各国鉄道ご自慢の高速列車が巻頭にくるのが順当であるのだが、第1章は保存鉄道である。それもドイツ編とイギリス編と2本だてである。ドイツ編は9カ所とスイスのDFB(フルカ山岳蒸気鉄道)、そしてイギリス編は8カ所+博物館もある。第2章に高速鉄道、第3章にトラム、第4章には駅舎、第5章には夜行列車と、一般の鉄道を利用する旅行者の興味より一歩踏み込んだ内容になっている。つまりは、ヨーロッパの鉄道の乗車や撮影などを目的として旅行するためのガイドになりうる1冊と考えて良いと思う。

特に第1章の保存鉄道については、日本のそれとは環境の異なる欧州での取り組みについて著者のお一人である杉江氏によって巻頭部分に「保存鉄道と現役鉄道について」という表題で、その考え方や違いを分かりやすく解説されているので、保存鉄道を訪問する前に一読しておくのは良いかも知れない。

もちろんICEやTGVを始めとする高速列車についても車種別解説もしっかりされているので、この本をポケットに忍ばせて旅するのも良いかと思う。更にはトラムに興味のある場合にもドイツやフランスの最新LRTが紹介されている。

欧州鉄の方はもちろん、ヨーロッパはまだ未経験だけども興味津々という方には是非お薦めしたい1冊である。なお、拙文も保存鉄道の片隅を汚しているので書店でお手に取ってみて頂ければ嬉しい。



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