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Interior IC3 / DSB Ep.IV [欧州鉄道]

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先日の記事で紹介したDSB(デンマーク国鉄)のIC3のインテリアに今回は触れてみたい。まず上画像の1等客室である。1等車は3両ユニット固定編成の先頭車の一部分にレイアウトされている。出入口デッキを境に1等と2等が分かれている。上画像は、そのデッキ部分から運転室に向けての部分である。
向かい合わせシートの背中部分にはピンク色のパーテーションで仕切られている。パーテーションと言っても金属製のトランスパレントなデザインである。

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1等車は向かい合わせシート...というよりソファの趣である。北欧家具を彷彿とさせるデザインである。向かい合わせシートの中央には大型テーブルが備わっている。驚くべきは、このシート、自重で置いてあるだけである。絨毯敷と重量のあるシートと相まって摩擦のため、簡単には動かないが、掃除の時や場合によっては、シートレイアウトを変えることも不可能ではない。

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窓の上には荷だながあるが、荷だなにある番号が座席番号で黒い樹脂の裏には電光で座席指定されている駅が記されている。ICE3などより早くからIC3ではこの電光の座席予約表示システムが構築されている。

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運転室扉(両開き戸!)の両側には、お菓子や飲み物を置くスペースで、セルフながら好きな時に好きなだけ飲食出来る。無くなるとアテンダントが補充にやってくる。壁の上にはFIS(利用者情報システム)表示器が備わっている。今は、日本の新幹線も同様なシステムが出来ているが、当時はIC3がこのシステムを採用し斬新さが光っていた。

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2等車の車内。明るい水色のモケットのシート、向かい合わせシートと1方向向きシートがレイアウトしている。確か方向変換は出来なかったはずである。

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1等車と反対側の制御車の端には家族向けスペースがあり、子供はここで遊ぶことが出来る。スイスやドイツの設備に比べれば狭いスペースであるが、3両編成なので割合的には適当であろう。
このスペースのお陰で助かっている家族連れは多いであろう。私自身も1度家族旅行でIC3を利用した時、この家族用スペースを予約して利用したが、子供も私達親もストレスフリーであった。

出入口スペースとサニタリー設備については、またの機会に...。

タグ:DSB Ep.IV IC3
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カゲノ

こんにちは。
最近のIC3の車内写真(360度パノラマ)があったので連携します。
座席の色は変わっていますが荷棚の表示などは現在もあるようですね
http://www.360cities.net/image/denmark-dsb-danish-railways-ic3-intercity3-second-class
by カゲノ (2013-08-16 08:21) 

Akira

カゲノさん、おはようございます。

リンクをありがとうございます。2等車でしょうが、車内のイメージは全体的により落ち着いたイメージで以前の1等車のようですね。ちょっとこの車両で旅行してみたくなるほど快適そうな室内です。
by Akira (2013-08-16 10:12) 

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