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戦後のMITROPA AGの旧CIWL車両 [欧州鉄道]

MITROPA-CIWL_500.png
▲ クリックすると画像が拡大されます。

数日前から興味を持った赤い旧CIWL客車であるが、戦後のMITROPAに在籍したCIWL車両のリストを入手出来たので、それを使って新たに表を作成しJPG画像化したのが上画像である。なお、このリストの正確性は保証の限りではありません。

このリストから、CIWLのY形寝台車も少なからず在籍していたことがわかるが、1両を残し全てが食堂車化されている。また、S1/S2形寝台車は小窓が潰され、側面が窓だらけのCIWL独特の美しさは、残念ながらMITROPAでは見られない。CIWL時代は1等車扱い(シングル(S)又は2段ベッド(D))の区分室も、おそらく3段(T3)可能な構造に変更されてしまったことが想像できる。

ただ、戦前からBerlin - MünchenなどCIWL客車を使って運用されていた列車もあり、そういう意味では色やサービスは変わっても、かろうじて元CIWLである車両が使われていたのは興味深いところである。

この表には、木造寝台車や、Y形、S1/S2形の他、食堂車に改造されたF形(Night Ferry)、Lx形やプルマン(Flèche d'Or)など、名車や珍車?もある。MITROPA時代の写真が少ないため、限られた車両しか見ることが出来なかったが、食堂車など70年代や80年代初頭迄運用されていたことは驚きである。これら車両が廃車後解体されたのか、どこかに拾われて保存されているのかは今のところ不明であるが、願わくば、オリジナルの姿に戻されて動態で活躍していることを望むのみである。

berg-montagneさんのブログでも記されていたが、JoeufやRivarossiでMITROPA仕様のモデルが過去にリリースされ、またHornby傘下になったRivarossiからは、セットで旧Lx寝台車モデルがリリースされるという。メルクリン/TRIXからは、CIWL客車を中々リリースしないのであるが、過去様々な形でCIWL客車をリリースしているという実績もあり、運用が国際列車であることからも是非ドイツで運用されたCIWL客車をリリースして欲しいと思うのである。

なお、この表に誤りや追加などありましたら、ご教示頂ければありがたいです。

[EDIT: 2019-01-26]
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