2864 DB D4üm-60 / Ep.III [Maerklin-Reisezugwagen]
▲ 荷物室側
▲ 通路側
再び27cmモデルの紹介をします。今回は、Ep.IIIb時代のV160試作車牽引のD-Zug列車を想定した列車セット(2864)です。このセットは、1990年から94年迄の4年間リリースされました。V160 003(Lollo)モデルは当ブログで紹介済みです。
ここでは、D4üm-60荷物車を紹介します。このモデルのベースは4093です。
車端部ディテールです。塗装色はChromoxidgrünです。台車はMD-33。
印刷精度は、90年代のレベルです。車体番号「106 180 Hmb」の実車は、手元の資料では、Vereinigte Westdeutsche Waggonfabrik AGで製造され、落成日は不明です。ただ、「106 179」が1963年11月30日、「106 181」が1963年12月19日に同じ工場で落成されているので、この車両も1963年11月末から12月初旬の落成であろうことは想像できます。2001年4月27日には廃車されています。
車体番号下には形式「D4 üm」と表記されています。前にも同じ仕様の同形式モデルで記しましたが、Ep.III時代は「D4 üm」ではなく「Pw4üm」のはずです。モデルの表記のフォントも正確ではなさそうです。
車体中央には「DB」マークとその下にある台枠には車体番号が表記されています。
サボには、Kiel - Frankfurt (M)が表記されています。途中Hamburgを経由しないところが興味深いです。
RICラスターには、航送許可と15カ国の鉄道入線許可がされていることが理解できます。よって多電源仕様となっています。
REV表記には、1964年1月28日と表記されています。RICラスターもREV表記も当時の印刷精度の限界が見て取れます。
妻部の正面です。尾灯には赤色をさしています。
参考文献:
KOLL'S PREIS-KATALOG 2005/1
「WAGEN」Pw4üm-60 / GeraNova-Verlag
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