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42943 DB Büm 232 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ 区分室側

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▲ 通路側

前回に続いて同じ「Olympia-Express」セット(42943)から、2等区分室車(Büm 232)を紹介します。このモデルは、2等区分室車のため、通常窓帯部分がKobaltblauになるのですが、2両のみの試験塗装的性格のChromoxidgrünになります。また、この車両の種車はGruppe 53のBüm 232のため、この実車をモデルのモチーフに選んだ理由は不明ですが、モデルの形状とは異なるところは残念です。

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窓帯部分が濃緑色である実車は、荷物車(Düm 902)ですが、1等車や1/2等合造車が1両、2等車はBüm 232とBüm 239が各1両存在していました。
出入口扉は、Büm 234が折戸であるのに対し、Büm 232は外開扉です。客室窓もモデルは1200mm幅を想定したものですが、実車では1000mm幅窓です。

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ステップに印刷されている「Hier Handbremse」(HbrE)表記です。同じ27cmのUIC-X客車でも印刷技術の向上に伴い、ディテールアップが図られていることは嬉しい変化です。

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窓帯色と同色のDBマーク、UIC車体番号表記、そして形式表記です。印刷精度は良好です。
車体番号「51 80 22-40 778-8」は、実車に忠実です。
この実車は、DWM社により1959年10月8日に「19 145」として落成されました。1985年には同じUIC車体番号のままBm 238に改造され、1996年10月31日に廃車されています。
裾部分には、所属駅である「Puttgarden」の文字が印刷されています。(ここは渡り鳥ルートで有名なデンマークとの国境駅にあたります)

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RICラスターです。最高速度は140Km/hの許可、航送許可、19カ国の鉄道入線許可(多電源仕様)の表記がされています。

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REV表記です。直近の検査日は1971年5月23日の表記が印刷されています。

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サボの画像です。他の「Olympia-Express」と同様良好な印刷です。

以上で、「Olympia-Express」基本セット(26512)と増結客車セット(42943)の27cmUIC-X客車モデル全5両の紹介ができました。機関車は、セット同梱のBR 110.3モデルより、KobaltblauのBR E10.3(39120)が似合いそうですが、Ep.III仕様なのがちょっと残念なところです。

参考文献:
C4ümg-54; Bm 232, Bm 238, "Pop"-Farben Versuchslackierung der Deutschen Bundesbahn / "WAGEN" Der Archiv der deutschen Reisezug- und Güterwagen

[EDIT 2015-08-25]
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