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42941 DB Pw4üe / Ep.III [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ 手ブレーキ(HbrE)側

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▲ 非手ブレーキ(NHbrE)側

前回のブログ記事で紹介したF-Zug塗装の荷物車は残念ながらファンタジーモデルということがわかってしまいましたが、今回紹介するモデルは、同じ荷物車でもEp.III時代の標準塗装色でもあるFlaschengrün色です。
実車の画像を見ると、車体側面の2つの引き戸は外吊式で吊レールが車体から出張っているのが良く見えます。これなら、モデルでも可動式にできそうな感じです。コストの関係もあるのでしょうが、せっかくなのでその辺りはメルクリンらしく頑張って可動式にして欲しかった部分です。

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画像は車端部側面です。やはりこのようなリベットの目立つ古典車両は明るいChromoxidgrünよりも深いドイツの森の色を思い起こすFlaschengrün色が似合います。台枠とシルの黒色は、さらにこの色合いを引き締めかくしゃくとした雰囲気を醸し出しています。

台車は、実車がGörlitz II Schwerを履いているのですが、モデルはやや異なる形状で、Görlitz III Leichtのようです。

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車体番号と形式、その他の情報が印刷されています。精度は良いです。車体番号の「105 433 Hmb」は、手元の資料ではこの車体番号の詳細は見つけられませんでしたが、この形式Pw4ü-30は、1930年から31年に掛けて、105 281 - 530までの250両もの同形式車両が4社によって製造されたようです。戦前製なので戦後DBに残った車両はどの程度か不明ですが、かなりの車両数が戦後も活躍したと推測できます。

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車体中央にレイアウトされたDBマークとサボです。サボは、このセットの「Riviera-Express」の名称とこの荷物車が運用されたであろう「Basel Bad. Bf. - Hamburg-Altona」が印刷されています。列車自体は遠くイタリアとフランスの国境から来ているのですが、国内運用だったのですね。

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RICラスターです。17か国の鉄道入線許可が記されています。

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REV表記は、1959年4月18日が直近の検査日です。

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この車両の所属駅表記は「Hamburg-Altona」、右隣にGruppe 29のグループ表記が印刷されています。

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車体妻部正面と斜めから見たところです。

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折角なので、F-Zug色モデルと並べてみました。こうしてみるとどちらも悪くないです。

参考文献:
Vierachsiger Einheit-D-Zuggepäckwagen, Bauart 1930 Ganzstahlbauart / Die Einheit-Personen- und Gepäckwagen der Deutschen Reichsbahn / Bauarten 1921-1931 Regelspur
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