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43920.001 "Locomore" [Maerklin-Reisezugwagen]

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▲ InnoTrans 2016展示会場のLocomore向け元DBのUIC-X客車

昨日ドイツから届いたメルクリンインサイダーニュースにある広告モデルのページにUIC-X客車をベースに改造された民間会社の"Locomore"所有のH0客車モデル(43920.001)が掲載されていました。

早速ネットで調べてみると既にリリースされているようで、ドイツの販売店では販売開始されているようです。(以下リンク画像)

http://www.lokmuseum.com/spur_h0/personenwagen/bilder/43920.001axxl.jpg

この"Locomore"は、Stuttgart Hbf - Berlinを結ぶ列車で、DB列車利用より格安で乗車できるのがウリです。運営会社は、クラウドファンディングを活用して資金を調達したり、エコロジーに配慮した運営など運行開始時には日本のテレビニュースでも報道されました。しかしながら、毎日運行されているものの、1日1往復という限られたダイヤなど、定着する前に残念ながら資金繰りの悪化で間も無く運行中止に追い込まれました。その後、新たにドイツで長距離運行を行う路線バス会社の支援もあって再び運行を行い、現在に至っているようです。車内では食堂車は連結されていないものの、(少なくとも日本以上に)充実したミニバー(車内販売)もあるようで、私も機会があれば1度利用してみたい列車です。

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▲ Locomore用UIC-X客車の区分室内

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▲ Locomore用UIC-X客車のWC

私がこの列車に興味があるのは、上記のような登場の経緯もありますが、昨年、ベルリンの交通関連展示会イノトランス2016の屋外展示場に運行間近のこのUIC-X車両が出展され、リニューアルされたこの車両の車内を観察できたこと。もちろんその種車が元Bm234形UIC-X客車であったことがその要因です。
外観はオレンジの派手な装いで、これがDBとは違うという主張がハッキリと現れていますが、やはり基本は1970年代製造の車両であることは否めません。しかし、区分室の内装材はもちろん、シート表皮、洗面所設備などは全て新しく作りかえられていて、長時間の移動でも苦痛にはならないかも..と感じた次第です。

さて、メルクリンのH0客車モデルですが、当然ながら種車のBm234モデルをベースに塗装変更がされているようです。ネットで画像を見ると通常は4両編成程度で運用されているようです。実車では同じUIC-X客車でも旧InterRegio用客車(Bimz)をベースに改造された車両もあるようで、外観として窓の形状が異なり、これらが混成されているようです。また牽引機関車は、HECTOR RAILのTaurus機関車が牽引している画像を見ることができます。(メルクリンH0では製品番号39842:https://www.maerklin.de/de/produkte/details/article/39842/)

メルクリンH0では客車は単品で発売されていますが、このモデルを数両連結させて機関車に牽引させれば、ドイツを想定した小さなレイアウトでも模型としてもちょうど良い長さで、良いアクセントともなりそうです。

なお、Facebookにアカウントをお持ちの方はPubcen Railway Gallerieでも拙記事によるLocomoreについて記しておりますので、ご興味のある方はこちらもどうぞ。

参考サイト:Locomore公式ページ
https://www.flixbus.de/locomore
タグ:Locomore UIC-X
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