[Vinyl 059] Computerwelt / KRAFTWERK [Vinyl]
KRAFTWERKの「Computerwelt」です。私が彼らを知ったのが1981だったか、その時は新譜などない頃で、このComputerweltが、新譜として初めて購入したレコードになります。このレコードの発売に合わせて、ワールドツアーも行ない来日も果たしました。私も初めて彼らのコンサートを渋谷公会堂へ聴きに行ったことを覚えています。
さて、当時としては久しぶりの新譜であったこのアルバムですが、当時はコンピュータがまだパーソナルユースにはなっていなかった時代です。画面もほとんどモノクロ(黒い画面にドットの荒い緑やオレンジの文字が並んでいた時代)でした。そんなコンピュータがその後凄まじい進歩を遂げる時代を告げるかのような楽曲が並びます。
特に「電卓」は有名で、各国語で彼らは歌います。このレコードはドイツ版なのでドイツ語ですが、日本盤では「ボクハ・オンガクカ・デンタク・カタテニ..」と彼らはカタコトの日本語を歌います。
さて、このレコードに久しぶりに針を落とすと、あの独特の魅惑的なメロディとエフェクトが耳をくすぐります。彼らの楽曲の魅力は、細野さんも言わしめたような部屋を整理したくなるような明快さなのだと私も思います。全てが割り切れるようなストイックなまでの整理された音作りがそう感じさせるのだと思います。
まさに我が道を信じてひたすら進み続けるという感じでしょうか。
Kraftwerk – Computerwelt / Discogs
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