SSブログ

4112 DB Büm 234 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]

IMG_1530b.jpg
▲ 区分室側

IMG_1533b.jpg
▲ 廊下側

昨日に続いて24全長センチ鉄板客車ですが、今回はタルキスカラーのBüm 234(4112)です。これは、実車についてはあまりにポピュラーなので今更解説するまでもないでしょうが、要はUIC-Xの2等区分室車である。昨年の新製品である282mm客車のB4üm-61モデルも実車では同じである。このモデルも友人M氏からの長期借り入れ客車です。

IMG_1534b.jpg

では、モデルについて触れてみたいですが、これはベースとなったモデルが4022/4052(B4ümg-54/Büm 232)です。このモデルは、実車がUIC-Xの前に登場したGruppe-54という系列で、モデルにもある1枚開き戸出入口ドアと4枚折戸の貫通ドアが特徴的な客車ですが、ここで紹介する4112はリリース当時の主力客車であったUIC-XのBüm 234のモデルとしています。この2種の客車の実車の外観上の違いは、以下の通り。

- 客室窓の横幅が1000mmから1200mmに拡大
- 出入口ドアが1枚開き戸から2枚折戸に変更
- 貫通路ドアが4枚折戸から2枚引き戸に変更

IMG_1543b.jpg

そこで、このモデルは、窓の大きさや出入口ドア形状はそのままに樹脂パーツである貫通路ドアのみ2枚引き戸に変更に変更し、Büm 234と形式が印刷されています。おそらく、同じ鉄板客車の食堂車やTEE客車が同じ2枚引き戸の貫通路であったため流用が可能であったと思われます。もちろん24センチ客車なので窓数は2枚程少ないが、それらしさを持ったモデルであるので良いと思う。ただ、前述した通り窓の横幅と出入口ドア形状については、イメージと離れてしまうので、新しいプレスと印刷を施すべきように感じる。もっとも最初からタルキス色のBm232にすれば問題なかった様にも思うのですが....。

とはいうものの、別に形式などにこだわらず、タルキス色客車として楽しむには、同色の216形や111形、また110形(青)などによる牽引で、いかにもメルクリンという感じの編成で楽しむのが良いと思います。

IMG_1535b.jpg
▲ DBマークとその下にレイアウトされている形式、車両番号が印刷されています。

IMG_1539b.jpg
▲ サボにはStuttgartからHamburg=Altonaまでの行程が記されています。結構な長距離運用です。

IMG_1538b.jpg
▲ 車両所属表記です。StgはStuttgart連邦鉄道局の意味で、所属駅はStuttgart Hbfです。

IMG_1536b.jpg
▲ RICラスターは、最高制限速度160Km/hで、航送許可、19カ国の鉄道に乗り入れできる仕様です。

IMG_1537b.jpg
▲ REV表記は、1974年2月22日です。

驚きに値するのは、このモデルの長いリリース期間です。Koll'sによれば、1979年から2003年まで、途中ホビーブランドに変更されたりしているのですが、25年もの長きに渡ってリリースされ続けていたことです。これを読んでいる方の中にもこのモデルを持っている人が少なくないかも知れません。

IMG_1542b.jpg

話題と少し離れますが、282mmの新スケール客車については、是非この鉄板客車と同じ1枚開き戸出入口ドアと4枚折戸の貫通ドアのGruppe-54客車をリリースして欲しいと願わずにはいられません。やはり、Ep.III(特にIIIa)では、D-ZugからF-Zugまでの幅広い運用に就いていた客車なのですから....。

[EDIT] 2020-11-13


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 2

BOAC VC10

折り戸で狭窓だと、Bm233かBm238ができるんですけどね。

メルクリンの新シリーズ282mm客車の第一弾は、
フライッシュマンと重なるUIC-Xよりも、
Gruppe-54の方がよかったのではと思ってます。
現行のメルクリンのラインアップもEp.3中心なので、
1963年デビューのUIC-Xだと、Ep.3の時期は短いんですよね。
確かにBm235やIR客車にバリエーション展開はできないんですが、
ま、それは追って追加ということで。

メルクリンの2007新製品の本当の意味での最重要製品は、
282mm客車シリーズの第二弾と踏んでます。
わっかるかな~わっかんね~だろな~。イェーイ!
by BOAC VC10 (2007-01-18 13:12) 

Akira

ディープなコメント?サンクスです。
メルクリンの方針は、如何にバリエーションが作れるか?と私は思っています。UIC-Xにすれば、今回の新製直後の姿、そしてUIC番号化されたタルキス、IC/EC向けBm235化、IR(Bim)化、Orientrot、Verkehrsrot、ICE塗装...とバリエーションは多いです。
個人的には、もちろんGruppe-54です。これだとタルキス止まりですが、Flaschengruen(膿緑色)という別のバージョンができます。

> メルクリンの2007新製品の本当の意味での最重要製品は、
282mm客車シリーズの第二弾と踏んでます。

その通り...ですね。

でも、インサイダー05形向けの客車も私は注目しています。
by Akira (2007-01-18 13:26) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0