4111 DB Aüm 203 / Ep.IV [Maerklin-Reisezugwagen]
▲ 区分室側
▲ 廊下側
最後に、鉄板客車のAüm 203(4111)を紹介して一区切り付けたいと思います。このモデルも24センチで1等区分室車です。なんちゃってUIC-X?ではあるものの、Gruppe-54客車の1等車は、窓の横幅が1200mmとUIC-Xの窓と同じ寸法であるため、Büm 232よりもイメージは近いかもしれないです。が、やはり出入口ドアの1枚開き戸では、ちょっと...です。
貫通路の扉はオリジナルの4枚折戸ではなく、4112と同じく2枚引き戸となっています。
リリース時期についても4112と同じ1979年から2003年までの25年間です。
さて、このモデルのルーツは、4023/4027/4032(A4üm-54)です。最初にリリースされた4023は、当時の実車と同様の膿緑色で印刷されていて貴重だと思います。やはり、この4111もUIC-Xではなく、Aüm 202をプロトタイプにしてモデル化すれば良かったのではとも思います。
▲ 台車はMD形
▲ DBマークと車体番号、形式表記です。画像左下には所属駅「Stuttgart Hbf」が表記されています。
▲ サボにはStuttgartからライン左岸線、ルール地方経由ハンブルク・アルトナへと運用するルートです。
▲ RIC表記は、制限速度160Km/h、航送許可、19カ国の入線許可が表記されています。
▲ REV表記は1974年3月27日です。
24cm鉄板客車モデルは、最初に塗装はなく表記も含めて全体を印刷して折り曲げ加工する製法のため、印刷はそれなりに精細に出来ています。ただ、フォントサイズなどには限界があるようで、現在のタンポ印刷とは比較出来ません。
▲ 屋根を開いて室内照明を点灯させた状態
▲ 車体に取り付けた消灯状態の室内照明パーツ(7077)
▲ 点灯時。透明樹脂の仕切り板は良い雰囲気を醸し出しています
このモデルは、車内設備が装備済みですが、室内照明(7077 x2 + 7198)はオプションで取り付けられます。上画像は屋根を取り外して見たところです。寝台車モデルや、TEE客車モデルなどは、透明樹脂の導光パーツが左右の光源から光を拡散する仕組みですが、このモデルについてはそのようなパーツがなく光源拡散が出来ません。
また、このモデルは、282mmモデルにはない良い点として、透明樹脂板の区分室と廊下の仕切り板があり、簡単ながらも良い雰囲気を醸し出しています。
▲ U形寝台車モデルと連結しました
Gruppe-54の1等区分室車(A4üm-54/Aüm 202)は、塗装バリエーションだけでFlaschengruen、Kobaltblau、Popカラー、タルキスカラーと4種もあります。他にも広告塗装やクラブなど払い下げられた際の塗装などバリエーションは豊富です。何よりEp.IIIのF-Zugは、このA4üm-54を使った組成が多かったこともあるので、282mmのモデルの登場を期待したいです。
話がだいぶ逸れてしまいました.....。
[EDIT] 2020-11-17
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