エンボスレーションのFMR KR200

以前、このブログでメッサーシュミットのTG500モデルの紹介や我が家にあったKR200の画像を紹介したことがあった。
この画像は、グラフィックデザイナーの井口昭雄氏から頂いた彼のエンボスレーションという技法で作成された作品である。エンボスレーションとは、紙にモチーフをエンボス加工し、凹凸で表現するイラストレーションである。色がないので、画像にすると見えにくいが、光のあたり具合で立体感に変化が出て新しい表現方法の一つであると思う。彼の作品は、ニ玄社のNAVIやCar Stylingなどでも紹介され、Super CGでは彼と彼のライフワークでもあるヨーロッパのバブルカーについての記述もあるようだ。

実は彼が私の父と友人で彼の勧めによってKR200を購入した経緯がある。私は、いつだったか彼の仕事のお手伝いをして、この作品を御礼に頂いたという訳であるが、彼の作品の中のメッサーシュミットはおそらく我が家にいたモノがモチーフであったに違いない。彼と私は親子程の歳の差があるのだが、会話は昔のバブルカーなど共通の話で華が咲き全く年齢は感じさせないのである。

今は無き我が家のメッサーであるのだが、この絵はメッサーのいた当時の良き思いでを蘇らせてくれるのである。